litterae_vol.68
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持っていましたし、農学部であれ農家である祖父の家に行くと、田んぼや畑でよく遊んでいました。そこから農業に興味を持ち、農学部への進学を考えるようになりました。北海道には家族旅行で訪れたこともあり良いイメージをば北大だろうということで志望しました。農学部では植物に関心があったので生物資源学科の作物生理学研究室に所属し、作物の基礎研究、具体的にはダイコンの抽だいという茎が伸びて花が咲いてしまう現象の抑制について学部、大学院(修士)と勉強していました。農家を訪問して手伝いながら農業体験をするというサークル「アギーズ」に所属し、週末や長期休釧路市に移住し酪農業に従事しながら、野菜の栽培・直売や、同世代の女性農業者と「Becotto」というグループを結成し、農業の魅力を写真展やSNSを通じて発信するなど多彩な活動をしている籔内直美さん。現在に至ったいきさつや今の暮らしぶり、学生時代の思い出などについて語っていただいた。―北大を志望した動機は。―課外活動では何に力を入れていましたか。〜北の大地で手にした充実の酪農生活〜理想の生き方を求めてLitterae Populi Vol.68  22YABUUCHI Naomi|農学部卒業、農学院修士課程修了|浅野牧場 酪農家籔内 直美

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