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and https://vol.66/html5.html#page=5ac.jppr/webpamphize 66Chemical let/litterae_Reaction Design https://costepopen-edhokudai.https://costepopen-edhokudai.hokudai/article/23860hokudai/article/23848ac.jpac.jp/like_/like_2018年10月、文部科学省の「世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)」の新たな拠点として、北海道大学化学反応創成研究拠点(CReDDアイクレッド)が設立されました。リスト博士は、計算科学、情報科学、実験科学の融合により新しい化学反応の効率的な開発を目指すというし、設立当初からいた新規反応開発に係る研究に取り組んでいます。CReDDが掲げるスローガン「Revolutionスト博士とともに考案されたものです。なお、リスト博士は、2020年5月からは本学の特任教授も務めています。リスト博士のノーベル化学賞受賞のきっかけとなった研究は本学で行われたものではありませんが、世界の第一線で活躍する研究者とともに、CReDDは化学の分野で世界をリードする研究を進めています。Discovery(化学反応の設計と発見を革新する)」は、リCReDDの主任研究者として、有機触媒を用wwwhokudai.社会を変える化学反応創成学CReDDの構想に共感行っています。ノーベル賞受賞者は、受賞発表後は多忙を極め●『いいね!Hokudai』2021年ノーベル化学賞詳報(1)〜不斉有機触媒、切り拓かれた第3の領域〜2021年ノーベル化学賞詳報(2)〜北大で拓く、ノーベル賞研究のその先〜グループを形成しています。リスト博士が率いるリストグループは3名の研究者から成り、最適な触媒や化学反応をより効率よく探索するような洗練されたプラットフォームを生み出すことを目指しています。リストグループの■信弥特任助教は、リスト博士のもとで博士号を取得した研究者です。ドイツにいるリスト博士とは、メール等で日々研究上のやりとりをしているほか、毎週のオンラインミーティングで研究の進■確認などをますが、リスト博士は毎週のミーティングに変わらず参加しています。■特任助教は、CReDDでの研究の時間を大切にしているというリスト博士の気持ちが伝わってきて大変うれしく感じているといいます。CReDDには20名近い主任研究者が在籍し、それぞれが研究(CReDD/●リテラポプリVol.リスト博士が所属する北海道大学化学反応創成研究拠点アイクレッド)リスト博士が率いる研究グループ ./I ....IIII/III05  Litterae Populi Vol.68ICReDDの■特任助教。1989年京都府生まれ。リストグループの共同リーダーとして、日々の研究に取り組んでいます。2021年12月に寳金清博総長らがリスト博士とオンラインで懇談し、お祝いの言葉を述べました。(左から、石森浩一郎副学長、前田理ICReDD拠点長、寳金総長、増田隆夫理事・副学長、伊藤肇ICReDD副拠点長)●『リサーチタイムズ』リスト博士ノーベル化学賞受賞への想いとメッセージhttps://www.hokudai.ac.jp/researchtimes/2021/12/post-43.htmlシンプルなメッセージですが、自分の熱意に従って、本当に好きなことをやってください。結果を求める必要はありません。結果にこだわる必要はないのです。もし目の前にある仕事が自分に合わないと気づいたなら、本当に好きな別のことをやってみるのも良いかもしれません。そうすればもっと幸せになれるでしょう。リスト・ベンジャミン博士1968年ドイツ生まれ。1997年フランクフルト大学で博士号(化学)取得。現職:マックス・プランク石炭研究所 所長/ケルン大学 名誉教授/北海道大学化学反応創成研究拠点(アイクレッド)特任教授リスト博士から若手研究者に向けてのメッセージ

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