litterae_vol.70
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竣工披露式を迎えたうしお丸Ⅲ世水産学部附属練習船うしお丸Ⅲ世の竣工披露式を挙行水産学部では、附属練習船うしお丸Ⅲ世が10月31日に竣工し、11月4日に函館市国際水産・海洋総合研究センターで竣工披露式を挙行しました。竣工披露式では、寳金清博総長の挨拶に続き、池田貴城文部科学省高等教育局長(代読:奥井雅博文部科学省高等教育局専門教育課課長補佐)から祝辞をいただき、向井徹うしお丸代船建造小委員会委員長より建造経過報告がありました。その後、うしお丸Ⅲ世が着岸している岸壁へ移動し、関係者8名によるテープカットが行われ、坂岡桂一郎うしお丸船長の案内のもと、船内縦覧を行いました。新たに建造されたうしお丸Ⅲ世は、全長45・62m、幅8・20m、総トン数は262トンと、うしお丸Ⅱ世から大幅に拡張されました。最大搭載人員は33名です。高い安全性や耐候性の確保、船体動揺の軽減を図り、女性乗船者に配慮した居住空間を拡充、運行時の低燃費化による環境負荷低減を図っています。また、高度な海洋調査を行うための最新の調査機器を装備し、計量魚群探知機や計量ソナーなど各種精密音響機器の観測性能を阻害しないよう、防音・防振対策を強化しています。うしお丸Ⅲ世は、海洋生態系の持続可能性を希求する水産科学と、その関連分野を包括的に教育・研究する実践的なプラットフォームとして、調査研究及び人材育成等を今まで以上に進めていきます。Litterae Populi Vol.70  28関係者によるテープカット挨拶をする寳金総長動き続ける北大の最新情報トピックス

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