―寳金入して、大きな変革をもたらしたように、本校も飛び抜けていかなければいけないし、前例を作っていく学校でありたいと考えています。学校の規模は大きくありませんが、その分、大胆な挑戦ができます。現在、地方自治体とも連携し、英語や学習支援などの活動も行っています。こういったことも積極的に行っていきたいと考えています。プロ野球選手を育てることと、子ども達を育てることの共通点と違いはどういったことでしょうか。基本的に一緒だと思っています。現状では、プロ野球も小学校も積み上げ式の指導が多いです。一方で、できない壁を克服するという逆算的な指導はあまり行われていません。どちらも重要ですが、そのバランスが非常に大切です。もう一つ共通して重要なのは、技術的な面だけでなく、将来の人生をどのように歩んでいけるかです。キャリアが終了してからも生き抜く力を育てることと未来への教育をするということは同じことだと思います。らっています。キャストの発想ですね。て、するべきことを考えるバック最後に、北海道大学へのメッセージをお願いします。イベントを開催しています。様々な国の方々を招待する中に北大の留学生も参加してくれていて、2日間ほど子ども達と過ごしても北大は北海道の中心的存在ですし、北大がやるから他もついてくるということが多いと思います。突破力が未来を作っていくと思うので、世界の北大として新たな未来を切り拓いて、突き抜けていってほしいと思います。周りのペースに合わせなければなりません。未来を切り拓くためには、前に出ていく人が必要だと思います。北海道大学が先頭に立って突き抜けていきたいですね。お 互いに「世界に挑戦する人材」の育成を頑張りましょう。本日はどうもありがとうございました。理想の将来像から逆算し毎年、ワールドデーという横並びで進もうとすると、理事長自身がずっと「ナイス・トライ」の人生だから、その姿勢が子ども達にも伝わっていると思います。寳金田中寳金田中寳金19 Litterae Populi Vol.71HOUKIN Kiyohiro1954年、北海道出身。北海道大学医学部卒業。医学博士(北海道大学)。1979年北海道大学医学部附属病院等に勤務。米国カリフォルニア大学デービス校客員研究員等を経て、2000年北海道大学大学院医学研究科助教授、2001年札幌医科大学医学部教授、2010年北海道大学大学院医学研究科教授に就任。2013年北海道大学病院長・北海道大学副理事、2017年北海道大学病院長・北海道大学副学長を歴任し、2020年10月から現職。北海道大学総長寳金 清博
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