オープンイノベーションハブ「エンレイソウ」が完成雨龍研究林が自然共生サイトに認定2023年9月29日、北海道大学オープンイノベーションハブ「エンレイソウ」の開所式を開催しました。この施設は、本学の研究者、学生等に加え、他大学、自治体、企業等の関係者が自由に意見交換し、社会や地域の課題解決に向けたアイデアを生み出す拠点となります。開所式で寳金清博総長は、スタートアップの場や社会連携事業のプラットフォームとして活用されることに期待を寄せました。また、式典後には施設内覧が行われました。1階プレゼンテーションラウンジは、2026年まで、本学創基150周年記念事業の活性化拠点「ENLIGHT」として活用され、同事業をPRするプロジェクションマッピングも上映されました。今後、産学官金の連携強化や大学の効果的な情報発信の拠点としての役割が期待されます。2023年10月25日、約2万5千ヘクタールもの面積をもつ雨龍研究林は、生物多様性の保全が図られている区域として、環境大臣より「自然共生サイト*1」に認定されました。研究林は1901年に創設され、長期に渡り生物多様性の情報収集や深刻化する気候変動対策に関する研究、生物多様性に配慮した森林管理を行ってきました。今回の認定は、原生的な自然生態系や絶 30by30…2030年までに陸と海の30%以上滅危惧種であるイトウなどの希少な野生動植物の生息・生育地を保つ成果が評価されたものです。持続可能なwe現のため、本学は知的資産と物的資産の両面から、30by30*2目標達成への貢献、生物多様性保全と気候変動対策の両立に向けた統合的な取り組みを推進します。性の保全が図られている区域を国(環境大臣)が認定した区域。を健全な生態系として効果的に保全しようとする国際的な目標。ll-beng社会の実i23 Litterae Populi Vol.72関係者によるテープカット「ENLIGHT」でのプロジェクションマッピングの様子貴重な泥炭湿地林が広がる研究林内の泥川流域認定証授与式の様子(左から 環境省大臣官房審議官堀上氏、菅原理事、雨龍研究林長 小林准教授)*2*1自然共生サイト…民間の取組によって生物多様
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