第20回 北大人文学カフェ「中国のマンガ??? <連環画>の世界」

以下の予定で、第20回北大人文学カフェを開催いたします。
20回目となります今回のカフェのテーマは、<連環画(れんかんが)>。話し手は、文学研究科 中国文化論講座の 武田 雅哉 さんです。
中国には<連環画>とよばれる日本のマンガのようなものがあり、時代や政治や日本の影響を受けながらも庶民に愛されてきました。この<連環画>の世界を、中国の文化、文学、芸術を専門とする武田先生にご紹介いただきます。当日は、<連環画>のポスター展示をはじめ、これまでの20回の人文学カフェを振り返る企画展示も行います。
中国のマンガ??? <連環画>の世界
豊かなヴィジュアル・カルチャーを誇る中国にも、日本のマンガのようなものがありまして、これを〈連環画(れんかんが)〉と申します。20世紀の初頭に上海で誕生し、全国に広がりましたが、近ごろでは姿を消しつつあります。中華民国時代には、その荒唐無稽な内容のために、政府からは悪書とされました。社会主義中国の時代になると、為政者は、その影響力の強さに目をつけ、プロパガンダの道具として利用し、こんどは良書の代表になりました。政治の風向きで、右に左にと翻弄されていた連環画でしたが、内容はどうあれ、いつも子どもたちを魅了しつづけていたようです。
そんな連環画は、そもそもどんなカタチなのだろう? どんな内容が描かれていたのだろう? どのように読まれていたのだろう? そこには〈?(はてな)〉がいっぱいです。日本のマンガとはひと味ちがう〈連環画〉の世界を、現物を手に取りながら、のぞいてみましょう。
開催日
2017年7月22日 (土) 終了
時間
15:00〜16:30(開場/14:30)
場所
紀伊國屋書店札幌本店 1階インナーガーデン(札幌市中央区北5条西5丁目7番地 sapporo55ビル)
参加費
無料
申込方法
事前申込不要。直接会場にお越しください。
定員
約100名
URL
https://www.let.hokudai.ac.jp/research/cafe/
- 掲載日:2017年7月3日