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1998年10月「北海道大学学生ボランティア活動相談室」が開設されて、10年…2008年5月19日(月)、ボランティア活動登録者が1000人目を突破しました!! |

ボラCafe来訪の1年生♪ |
■オープンカレッジのボランティアに参加された学生さんから体験記をいただきました。 |
「オープンカレッジ」 土橋 早季子さん(法学部3年) |
私が主に参加しているのは、「オープンカレッジ」です。オープンカレッジとは、知的障がいのある20歳くらいの人たちが、講義を受け、学習する場所です。講義の内容は、体操、数学、図工、保健、調理、書道などさまざまです。私は、このオープンカレッジで「学習サポーター」をしています。学習サポーターとは、受講生の人が学校に来てから帰るまで、一対一で一緒に行動し、授業を受けやすいようにサポートする役目です。
私はこのボランティアを始めるまで、知的障がいのある人に会ったことがありませんでした。映画やドラマで何度か観たことがあるくらい。だから初めはとても不安で、「普通に話せるのかな?」「突然怒ったりしないかな?」などといろいろ考えました。しかし実際に会ってみると、なにはともあれ「楽しかった!」。そして、彼らの強烈な個性が刺激的でした。一口に「知的障がいのある人」と言ってもいろんな人がいます。おしゃべりな人、絵が上手な人、作業が速い人、几帳面な人、オシャレが好きな人、お調子者な人、携帯電話が好きな人、アイドルが好きな人、などなど。彼らと一緒にいると、私には予想し得ないような答えが返ってきたり、また独創的な作品を見せてくれたりと、彼らの発想にはいつも驚かされます。また、彼らの素直な感情表現を見て、日頃私が無意識に自分の中に押し込めて、忘れているような当たり前の感情(例えば、「人に必要とされていたい」とか、誉められたら「嬉しい」とか)に気付かされることもあります。
でも楽しいことばかりじゃない。例えば『サポートする』って、やってみると案外むずかしい。あくまで主役は受講生。私の役目は彼らが講義の内容を理解できなかったときなど、つまずいたときに手を差し伸べることです。代わりに全部やってあげるのは簡単だけど、それでは受講生の人は「自分の力でやった」という達成感を得られない。手助けするところと見守るところの線引き、これにいつも頭を悩ませます。そしてオープンカレッジの帰り道では、「あの時、手を貸す必要はなかったかな」「YesかNoで答えられる質問のほうが答えやすかったかな」といろいろ反省したり、相手の意図がくみ取れなくて落ち込んだりすることもあります。相手の立場にたって考えるというのは単純なようで難しいものです。
ボランティアをやっているとこんな風に悩むこともあります。でもやっぱり「楽しい」のが一番!オープンカレッジではみんなと楽しい時間を過ごすことを大切にしつつ、受講生の人たちと一緒に私も成長していければと思います。 |
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お手伝いの男子学生もバリスタ気分♪ |
今年の月例イベントとして、「ボラCafe」をスタートさせました。美味しいコーヒー・紅茶を飲みながら、ボランティアを身近に感じてもらったり、ボランティアを始めるきっかけになればいいなぁという思いで始めました。6月はゲストをお迎えし、環境のボランティアについて語り合いました。7月以降もボラCafeを開催するので、ぜひお越しください。開催日は、ボラ室にお問い合わせいただくか、高機能センター情報ディスプレーをご覧ください。お気軽に♪ |
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