前号に続いて「正門」横のお話し。
大学の顔でもある正門付近の使い方は、大学の情報を発信したり、大学グッズを販売したりと、近年、いろいろな大学が創意工夫で取り組んでいるはず。
一連の流れで、国立大学のT大やK大などでは、大学プロデュースのCafeができた。研究者や研究成果を紹介する場にしようとする狙いは、おそらく「科学の話を気軽な場でわかりやすく伝えよう」とするサイエンスカフェの成功が大きいのだろう。
1年半前に「北大にCafeがあったら」と思い巡らせ、えるむ本誌で仲間を募ったが、その後、ポコポコと他大学に先行されているようである。
学生と事務職員レベルの発想は、「もしもしカメよ♪」の世界と同じで、頂点に声が届くまでには地道な活動が必要となる。2番煎じ、3番煎じ…、あるいは、「隅っこでやれ」、「やっても無駄だ」と、けんもほろろに扱われるかもしれないが、北海道大学にはフロンティア精神を尊重してくれる風土が根付いている。そして、学生の教育に熱心な先生たちがたくさんおられる。 |