新入生にとって最初の学舎(まなびや)となる高等教育機能開発総合センターには中庭がある。その中庭を舞台に、学生相互が自然に助け合う「場」にしようと立ち上がったのが「中庭再生プロジェクト」である。このプロジェクトは、学生ボランティア活動相談室(通称・ボラ室)の学生補助員の呼びかけで結成された。以前の中庭は、鴨が飛来してくるほどフキが生い茂っていたが、雑草を刈り取って「寛ぎゾーン」として再生された。秋には、お披露目企画として、ジャズ研究会やマンドリンサークル「アウロラ」のコンサートを開いたが、春から本格的な活動が始まる。このゾーンは、1年生のたまり場とするとともに、学生生活上でわからない問題などに先輩が応えてくれる「ピア・サポート」(仲間による支援)の場としたいという思いが込められている。今後の活動が楽しみである。 |