部局ニュース

動物慰霊式を行う

吉木施設長のあいさつ
吉木施設長のあいさつ

●医学研究科附属動物実験施設
 医学研究科附属動物実験施設では,9月27日(金)に,平成14年度動物慰霊式を動物実験施設動物慰霊碑前において執り行いました。
 慰霊式には,動物実験施設運営委員会委員,教職員,大学院生,研究生及び学部学生等関係者約120人が参列しました。はじめに同施設の有川教授から,動物実験に供された動物たちに追悼の辞が述べられた後,吉木施設長から適正な動物実験を実施するため,動物福祉に一層の配慮を願う旨のあいさつがありました。
 その後,参列者全員による黙祷(もくとう)及び献花を行い,この一年間,教育,研究のためにささげられた多数の動物の霊に対して哀悼の意を表しました。

(医学研究科・医学部)

●獣医学研究科
 獣医学研究科では,昨年9月から1年間に研究・教育のために提供された動物や附属家畜病院で治療の甲斐なく死亡した動物(牛・馬等の大動物,犬・猫等の中動物,モルモット・マウス等の小動物,鳥類,その他)の動物慰霊式を9月27日(金)の午前11時から,附属家畜病院の北側にある畜魂碑前で執り行いました。
 この式典は,獣医学発展の陰に多数の動物の尊い犠牲のあることを厳粛に受け止め,これらの慰霊と関係者に対して,生命への畏敬と倫理的責任感を啓発することを目的としたもので,教職員,学部・大学院学生の他,飼育主等約200人が参列し,全員で動物の御霊に対して1分間の黙祷(もくとう)をささげた後,喜田研究科長の式辞朗読,参列者による献花,前出附属家畜病院長による講話が行われ,厳粛のうちに終了しました。

(獣医学研究科・獣医学部)

喜田研究科長の式辞 前出附属家畜病院長の講話
喜田研究科長の式辞
前出附属家畜病院長の講話
高田所長献花
高田所長献花

●遺伝子病制御研究所附属疾患モデル動物実験施設
 遺伝子病制御研究所では,動物愛護週間中である9月26日(木)午後1時から遺伝子病制御研究所会議室において,昨年9月からの1年間に学術研究の礎として実験に供せられた動物の御霊慰霊のため,動物慰霊式を執り行いました。
 慰霊式には,遺伝子病制御研究所教職員,大学院生等が参列し,参加者全員による黙祷(もくとう),研究分野等代表者による献花が行われました。この中で,高田所長から動物の諸霊に報いるためにも研究の一層の発展を願うと追悼の辞が述べられ,また,上出疾患モデル動物実験施設長より,マウス約1万匹をかかえる学内でも規模の大きい当施設から,感染等の事故が起きなかった事に対する利用者への謝辞が述べられ,今後も実験に供せられた動物の事を念頭におきつつ,施設を有効に活用し本研究所の研究を国際的に高いレベルにするよう各自研鑽(けんさん)願いたい旨のお話があり,参列者全員が生命の尊厳,倫理観について深く考えつつ,厳粛のうちに慰霊式が終了しました。

(遺伝子病制御研究所)

高田所長あいさつ 上出施設長のあいさつ
高田所長あいさつ
上出施設長のあいさつ