部局ニュース

「防火訓練」の実施

各班の完了報告を待つ自衛消防隊本部
各班の完了報告を待つ自衛消防隊本部

▼附属図書館
 附属図書館では,火災発生時における図書館利用者の安全確保を図るため,11月8日(金)午後3時から本館3階情報サービス課事務室から出火したとの想定で,職員及び利用者約150名が参加して防火訓練を実施しました。
 今回の訓練では,本館自衛消防隊各班による通報連絡,避難誘導,救護等の訓練が利用者の協力を得て迅速に行われました。また,避難訓練終了後は,実際に訓練用消火器を使用した消火訓練を行い,所期の目的を果たすことができました。

(附属図書館)


▼医学部附属病院
 −総合防火訓練の実施及び北海道原子力防災訓練への参加−
 医学部附属病院では消防法の規定に基づき,年2回の防火訓練を行っています。本年も秋の総合訓練を10月25日(金)午後2時から,病棟4階,産科(4−1)を火元として,昼間の火災発生を想定した総合防火訓練を行いました。出火階のナースステーション及び医学部附属病院自衛消防隊を中心に,医師,看護師,技師,事務職員等本院関係者312名,入院患者116名の総勢428名が参加して,迅速かつ的確な通報・初期消火・避難救助及び救護・危険物の保管又は搬送・非常食の確保等を目的とした総合的な訓練を行いました。
 なお,屋外では札幌市北消防署の係官の指導のもと新人看護師等40名により実際に消火器を使った消火器実地訓練も行われました。
 訓練終了後,北消防署の予防課長から,「訓練は全体的に良かった。特に避難救出等大きな声が出ていて良好だった。」などの講評を受けましたが実際に火災が発生した場合,スムーズに行われるかどうか不安も残り,日ごろの訓練の大切さを実感しました。
 また,同日,北海道原子力防災訓練が泊村原子力発電所を中心に実施されました。
 原子力緊急時においては,原子力災害対策特別措置法に則のつとって,国,北海道,関係市町村及び防災関係機関等の各主体が一体となって周辺住民の安全確保のための対策を講じることとされ,本訓練は,同法に基づき毎年実施されているものです。
 本院からは,放射線科病棟医長,放射線部副技師長,看護師2名の計4名が,「医療チーム」として他の医療機関とともに,避難住民を対象としたスクリーニング訓練に参加しました。

(医学部附属病院)

救護活動の様子 消火器を使った訓練
救護活動の様子
消火器を使った消火訓練

札幌市北消防署予防課担当官からの講評
札幌市北消防署予防課担当官からの講評

▼工学研究科
 大学院工学研究科・工学部自衛消防訓練が札幌市北消防署の指導と協力を得て10月29日(火)に実施されました。
 当日は,天候が悪く時折風雨が強くなる中,避難場所を材料・化学系棟の前庭から屋内の1階玄関ホールに変更し,また消火器による操作訓練も中止となりましたが,自衛消防訓練は,8階建ての材料・化学系棟3階エレベーターホールで出火したとの想定のもと,工学部自衛消防隊による通報連絡,非常放送,避難誘導,初期消火,防護措置,負傷者救護,重要書類搬出等の活動訓練,また学生・教職員による避難訓練が行われました。
 午前11時50分頃の火災発生後,警務員による現場確認したのち,通報連絡係により自衛消防隊各係に対し直ちに行動を開始するよう非常放送が行われました。また材料・化学系棟の学生・教職員に対しても避難誘導係の誘導に従い避難をするよう非常放送が行われ,速やかに避難が行われました。
 隣室等への延焼拡大防止のための消火係による初期消火が限度となり,延焼の恐れがあるとの想定のもと,全階に避難の非常放送が行われ,待機していた各階の学生・教職員が材料・化学系棟1階玄関ホールへ避難を開始しました。さらに防護措置係による電気・都市ガスの模擬遮断及びエレベーター停止,救護係による負傷者の担架による救出・救急措置,避難誘導係・救護係による怪我人の救助,搬出係による重要書類の搬出及び消火活動の警備などの自衛消防活動も迅速に行われました。
 その後,消防署による消火活動により鎮火したとの設定で一連の訓練を終了しました。
 終了後,札幌北消防署予防課担当官より,今回の自衛消防訓練を災害時に生かし,また非常放送を良く聞き,それに従って避難・誘導に迅速な行動をするよう講評があった後,防火委員会副委員長(岸浪評議員)から,札幌北消防署職員始め関係者に対して謝辞があり,さらに学生・教職員に対してより一層の防火意識の高揚及び防火対策の徹底に務めるようお願いしたい旨話があり,訓練のすべてを終了しました。
 最後に,本年の訓練を無事終了したことを,関係者及び参加者の各位にお礼申し上げます。

(工学研究科・工学部)


放水訓練
放水訓練

▼農学研究科
 農学研究科では,10月17日(木)午前11時50分本館1階のS123号講義室から出火したとの想定で,防火訓練を実施しました。
 今回の訓練では,非常時における通報・連絡体制を確立するとともに,避難の迅速な対応の向上を図るため,自衛消防隊を主体とした通報,初期消火,避難誘導を中心に行われ,参加した学生,教職員は緊張した雰囲気の中で本番さながらに取り組んでいました。
 避難訓練終了後には,札幌市北消防署の方々の指導のもと,屋外消火栓ホースを使っての放水訓練や,消火器を使った消火訓練,救助袋(避難器具)を使った降下訓練なども行われ,訓練の重要性と防災意識を改めて見直しました。

(農学研究科・農学部)


▼獣医学研究科
 獣医学研究科では,10月21日(月)午前11時30分本館2階第1実習準備室から出火したとの想定で防火訓練を実施しました。
 今回の訓練は,本研究科自衛消防隊を主体とした通報,避難誘導,初期消火,避難器具の操作方法等の訓練であり,非常時における学生,教職員等の安全確保を図ることを目的とし,約200名が参加して行われました。
 訓練は,自衛消防隊各係ごとの訓練計画に基づいた職務分担に従って行われました。
 訓練終了後に,喜田研究科長から講評が行われ,非常時及び日常の防火に対する心構え等について再確認があり,引き続き消火器・消火ホースによる消火訓練及び救助袋による脱出訓練を行い,訓練の重要性と防火意識を改めて見直しました。

(獣医学研究科・獣医学部)

消火器を使った訓練 救助袋を使った訓練
消火器を使った訓練
救助袋を使った訓練

消火器を使った訓練
消火器を使った訓練

▼地球環境科学研究科
 地球環境科学研究科では,防火意識の高揚と予防思想の一層の普及及び防災安全対策の徹底のため,10月10日(木)13時30分から教職員及び大学院生約60名が参加して,防火訓練を実施しました。
 訓練は,防火・防災に関するビデオの上演後,防災設備点検業者により,1階事務室前に設置されている火災報知器及び屋内消火栓の取扱い,防火シャッター・防火戸の操作について説明を受け,その後,実際に屋内消火栓を使った放水,消火器による消火訓練も行われ,訓練の重要性と防火に対する意識を高めることができました。

(地球環境科学研究科)