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薬学研究科で第8回PharmaScienceフォーラム
「分子標的に特異的に作用する天然薬物の開発と創薬への利用」を開催

 
アルツハイマー治療薬の開発について講演される東北大学大学院薬学研究科大泉教授
アルツハイマー治療薬の開発について講演される東北大学大学院薬学研究科大泉教授
 薬学研究科では,平成16年11月5日(金)に「分子標的に特異的に作用する天然薬物の開発と創薬への利用」と題した第8回PharmaScienceフォーラムを,学術交流会館小講堂で開催しました。
 今回のフォーラムでは,北海道大学21世紀COEプログラム「バイオとナノを融合する新生命科学拠点」シンポジウムの一環として協賛を受け,天然薬物を基盤とした創薬研究における第一人者である諸先生方,北里大学北里生命科学研究所の供田洋教授,理化学研究所抗生物質研究室の長田裕之主任研究員,慶応義塾大学理工学部の梅沢一夫教授,東北大学大学院薬学研究科の大泉康教授をお招きして最新の研究成果をご講演いただきました。本学からは,本研究科小林淳一教授,農学研究科生方信教授,遺伝子病制御研究所菊池九二三教授,田中一馬教授の各先生方より,当該研究分野における最新のトピックスが報告されました。
 近年のゲノム研究やプロテオーム研究の飛躍的な進展に伴い,難治性疾患などの分子標的が次々と明らかになってきたことから,これら分子標的に作用する天然分子の探索研究が盛んに行われてきました。本フォーラムにおいても,本研究科をはじめ学内外の多くの参加者が来場して下さり,会を通じて活発な質疑応答が繰り広げられ,盛会のうちに終了しました。
 このフォーラムが契機となり,分子標的に特異的に作用する天然薬物の開発研究が今後より一層進展し,創薬研究へと発展していく期待が感じられたのは,本フォーラムを企画した者にとっての大きな喜びでありました。
 最後に,この場を借りて,合同シンポジウムの開催にご協力いただいた方々に感謝申し上げます。
プログラム
 10:00 野村 靖幸(北海道大学大学院薬学研究科)
      「開会のあいさつ」
 10:10 菊池 九二三(北海道大学遺伝子病制御研究所)
      「プロテインホスファターゼ阻害剤について」
 10:40 田中 一馬(北海道大学遺伝子病制御研究所)
      「細胞の極性形成に働く分子機構」
 11:10 横沢 英良(北海道大学大学院薬学研究科)
      「ユビキチンープロテアソームシステムのメカニズムと創薬ターゲット」
 13:00 供田 洋(北里大学北里生命科学研究所)
      「微生物由来ベータラクトン化合物による標的酵素の相違とその阻害機構」
 13:30 長田 裕之(理化学研究所抗生物質研究室)
      「破骨細胞選択的にアポトースを誘導するリベロマイシン」
 14:00 生方 信(北海道大学大学院農学研究科)
      「ミコフェノール酸並びにその誘導体の標的分子を探る」
 15:00 小林 淳一(北海道大学大学院薬学研究科)
      「細胞骨格系に特異的に作用する機能性天然分子の探索と開発」
 15:30 梅沢 一夫(慶応大学理工学部)
      「癌・炎症に対する分子標的医薬の探索と生物活性」
 16:00 大泉 康(東北大学大学院薬学研究科)
      「アルツハイマー病などの神経変性疾患治療薬開発の新戦略」
 16:30 小林 淳一(北海道大学大学院薬学研究科)
      「閉会のあいさつ」

主催:北海道大学大学院薬学研究科,北海道大学21世紀COEプログラム「バイオとナノを融合する新生命科学拠点」
協賛:日本化学会

(薬学研究科・薬学部)

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