| 農学研究科で「市民公開シンポジウム:人類生存の基盤を考える」を開催 |
農学研究科は札幌農学振興会と共催で市民公開シンポジウム「人類生存の基盤を考える」を3月22日農学研究科大講堂で開催しました。本シンポジウムは人類と地球,人類と他生物,ヒトとヒトとの共生可能な循環型社会を構築するための新たな科学的方策を創出し,将来起こりうる危機を回避する科学者の使命を広く世に問うために,平成16年度北海道大学「先端的融合学問領域創成支援研究経費」,「プロジェクト研究実施経費」そして札幌農学振興会からも援助を得て実施しました。
諏訪正明研究科長の開会あいさつ,松井博和副研究科長のシンポジウム趣旨説明のあと,丹保憲仁前北海道大学総長,松田昌士JR東日本会長など5名の講師の先生から基調講演をいただきました。松田会長は北海道経済の活性化には農業振興が重要であることを強く説かれました。基調講演の後,農学研究科齋藤 裕教授がコーディネータを務め,学内外の研究者によるパネルディスカッション「人類生存基盤学の創成」に続きました。人類生存の基盤を支える科学技術を創成するために必要な学問体系,またそれを実現するための教育・研究組織など議論は多岐にわたり,熱のこもったパネルディスカッションになりました。
21世紀の人類は,急激な人口増加や環境破壊問題,さらに石油の枯渇などにより,生存基盤そのものが危機的状況になりつつあります。また,先進諸国における食の安全と安心に対する関心の高まりは,大きな社会的現象となっています。このような状況のもとで,人類の生存に最も不可欠な食料の確保,その生産基盤としての環境整備,食料や食品の安全確保と健康社会の構築,バイオマスからのエネルギーや高付加価値物質の生産をこれまで以上に図る必要があり,この問題解決のために果たすべき大学の役割について市民と共に議論・共有できたことが本シンポジウムの最大の成果でした。
来聴者は学内よりもむしろ学外から多く集まっていただき,250名を超えました。会場の定員をこえる参加人数で立ち見が出るほどの盛況でした。「人類生存基盤」に対する市民の関心の高さを改めて知ることができました。 |
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| シンポジウムの風景 |
松田昌士JR東日本会長 |
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| (農学研究科・農学部) |
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