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理学研究科が名寄市と相互協力協定を締結

 このたび,理学研究科は,大学と地域間の交流促進及び,施設・機器等の相互利用等を図るべく,名寄市との間で相互協力協定を締結しました。
 12月9日(金)に,理学研究科の渡部重十教授,藤本正行教授らが名寄市役所を訪れ,名寄市側から島多慶志市長,藤原忠教育長らが列席し,午前11時30分より調印式が執り行われました。
 すでに,本研究科と名寄市立木原天文台においては,平成15年より観測・研究等で協力関係にあります。名寄市は日本でも指折りの気象条件のよさで,星の観測には最適な場所といわれていますが,優秀な技術者が在籍していることもあり,同天文台は今まで天体観測に大きな実績をあげています。昨年夏には天文台の佐野康男主査と本研究科大学院生との協力により,世界的にも困難とされるトランジット法を用いた太陽系外惑星の測光に成功するなどの成果をあげています。また,同天文台望遠鏡を用いた北大製作の金星探査機搭載用大気撮像カメラの性能試験や,光ファイバーにより同天文台と大学間を直結し,本研究科内のパソコン端末より同天文台望遠鏡を遠隔操作できる「インターネット天文台」の構築等も行ってきました。
 今後は本協定の締結により,研究・観測面においては,太陽系外惑星発見等を中心に取り組む予定であり,また,両者の有する機材及び観測データの共有化により,市側で当該データを学校の教材として利用する等の有効活用を図っていくことも予定されています。また,大学院生らによる出前授業や,子供向けセミナーの開催等を積極的に行っていくことを予定しており,大学院生に幅広い経験を積む場を提供し,教員等による市民向け講演会・セミナーの開催と併せて地域振興を図っていくことが予定されています。
 理学研究科は本年4月より理学研究院・理学院へと再編され,それに伴い新たに宇宙を研究対象とする「宇宙理学専攻」が設置されることになっていますが,本協定は新専攻の施設・教育面においても大きな恩恵をもたらすものとなることが期待されます。

協定書を交換する島市長と渡部教授
協定書を交換する島市長と渡部教授
(理学研究科・理学部)

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