6月15日(木)東京都新宿区の飯田橋レインボービルで,第8回「北大フロンティア・セミナー」を開催しました。当日は雨天にもかかわらず,首都園の企業や官庁などで活躍している北大のOBやOGの皆さんをはじめとして約50名の方が駆けつけてくれました。
今回は講師に,獣医学研究科の喜田 宏教授を迎え,「今,なぜ人獣共通感染症が問題なのか?北大の役割」と題して講演をしていただきました。
セミナーでは,鳥インフルエンザとヒトのインフルエンザの起源・進化に始まり,これまで流行したヒトインフルエンザや近年社会を脅かしている新興・再興感染症はすべて人獣共通感染症であり,その病原体は,野生動物を自然宿主として寄生・存続してきた微生物であること
等について説明頂き,「鳥インフルエンザ」があたかもヒトの病名であるかのように錯覚され,H5N1鳥インフルエンザウイルスのみが新型ウイルスの候補として想定されているが,他の亜型ウイルスについても警戒を怠ってはいけない,と熱のこもった講演をしていただきました。また,これらのインフルエンザをはじめとした人獣共通感染症を克服するために,北大が現在取り組んでいる戦略について,喜田教授がセンター長を勤める人獣共通感染症リサーチセンターの活動を中心に紹介されました。
講演後の質疑応答では終了予定時間をオーバーする白熱した意見交換がなされ,セミナー終了後に引き続き開かれた懇談会においても,多数の参加者が喜田教授を取り囲み熱心に質問している姿が大変印象的でした。
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