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理学研究院化学部門と触媒化学研究センターの共同国際シンポジウムを開催

ポスターセッションの様子
ポスターセッションの様子
 国際シンポジウム“Joint Symposium on Fundamental Aspects of Nanostructured Materials and Electrocatalysis”が,理学研究院化学部門と触媒化学研究センターの共同企画で6月22日(金)〜23日(土)の2日間にわたって開催されました(実行委員長:理学研究院化学部門魚崎浩平教授,触媒化学研究センター大澤雅俊教授,会場:理学部6・7号館)。
 本シンポジウムでは,海外(英,米,独,仏,蘭,スペイン,豪,中)からの14件を含む21件の招待講演と,24件のポスター発表が行われ,企業からの参加者も含め150名以上による活発な討論が展開されました。2件の特別講演の後,ナノ材料と電極触媒の2つのセッションが並行して行われました。ナノ材料セッションは化学部門の担当で,理学研究院長裁量経費および化学部門が受けている文部科学省「魅力ある大学院教育」イニシアティブ「高邁(こうまい)なる大志を抱いたT型化学者養成」からの支援を受けて行われました。2件の特別講演を化学専攻の化学総合講義IIの一部として認定し,またポスターセッションで発表した化学専攻の学生には英語による口頭でのショートプレゼンテーションの機会も与えるなど,学生教育にも配慮したシンポジウム運営を行いました。一方,電極触媒セッションは触媒化学研究センターの担当で,第19回同センター国際シンポジウムとして運営されました。
 両組織が関与するグローバルCOE(GCOE)『触媒が先導する物質科学イノベーション』が採択された直後であり,山口理学研究院長からの開会挨拶でも「GCOE発足を記念するシンポジウム」として説明されましたが,GCOEの発足記念にふさわしい活気あふれる国際シンポジウムとなりました。
 また,ポスターセッションの会場で引き続き懇親会を開催したことで,参加者の交流がより深まったように思います。
合同国際シンポジウム
合同国際シンポジウム
(理学院・理学研究院・理学部・触媒化学研究センター)

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