部局ニュース

基礎科学S-cubic
「Basic COSA(平成19年度新企画)」開催

 基礎科学S-cubicは,平成19年度新企画「Basic COSA」を6月22日(金)に理学部で開催しました。
 「Basic COSA」は,登録者からの要望により企画・立案されたプログラムです。「Advanced COSA」で迎える講師が研究所長クラスであるのに対して,「Basic COSA」では入社後5年目から10年目くらいまでの課程博士出身の方々に講演していただきます。昨年度のプログラム参加者より,“自分たちと年齢が近く”,しかも,“課程博士出身である方”のお話が是非聞きたいとの要望が多数寄せられ,これを反映して本年度から新企画として開催することになりました。
 今回の「Basic COSA」には,講師として,新日鐵化学(株)田中秀輝氏,富士ゼロックス(株)真鍋 力氏,旭硝子(株)尾形雄一郎氏をお招きし,有意義なお話をしていただきました。聴衆は,博士研究員4名,博士課程学生16名,修士課程学生15名,学部学生5名が参加し,直接の先輩方の講演に熱心に耳を傾けました。
 参加者の終了後アンケートより
 ・ Advanced COSAより研究生活についてイメージがわきやすく,いろいろ勉強になった。
 ・ 質問などがしやすくて非常に有意義だった。比較的年齢が近いということもあり,話しやすかった。
 ・ 博士卒で企業に入った人の考え方や現在の状況について聞けてよかった。今後もまたこのような機会を設けてほしいと思う。
 ・ みなさん課程博士だったのもあって,自分に置き換えて考えることができた。
 ・ 大変興味深かった。PD経験者の方も呼んで欲しい。
 アンケートからも読み取れるように,やはり自分たちと年齢が近く,課程博士として同じ道を歩んだ方のお話ということで,参加者たちは将来を考える上で大変参考になったようでした。質疑の時間には活発に意見が交わされ,博士出身者の率直な意見を聞くことができ,また,質問者も彼らが一番聞きたいところを素直に聞くことができた充実した時間でした。“今後もこの企画を続けて欲しい”“もっと回数を増やして欲しい”“ポスドク経験者のお話を聞きたい”など更なる積極的な要望も挙がっており,次回開催時の参考にし,できるだけ要望に応えられるように努力していきたいと思います。
熱心に講演される講師 講演に聞き入る参加者
熱心に講演される講師 講演に聞き入る参加者
(基礎科学上級スキル人材ステーション(S-cubic) )

前のページへ 目次へ 次のページへ