旭川で第2回「北海道大学工学部工学セミナー2007」を開催 |
工学部ヒューマンリソース推進部(以下,同推進部)では,10月6日(土)に旭川東高等学校にて高校生を対象にした「北海道大学工学部
工学セミナー2007」を開催しました。セミナーには,旭川市内の4つの高校(旭川東高等学校,旭川大学高等学校,旭川北高等学校,旭川工業高等学校)から高校生とその保護者,教師等約90名が参加しました。
三上工学部長の挨拶に続いて,工学研究科 西口規彦准教授が「工学とは何だろう」をテーマに,工学の定義,工学と理学の違いと関係,各工学分野の進歩の関係などを身近な例から解説しました。また,工学部の各学科と各コースについても,社会との関係に触れながら紹介しました。
その後,2つの会場に分かれて,「温室効果ガスの再資源化と自動車排ガスの無害化―大気環境を守る触媒の科学―」(講師:工学研究科
下川部雅英准教授),「車と社会の調和に挑む−安全にはコミュニケーションが不可欠―」(講師:工学研究科 萩原 亨准教授),「ナノレベル制御による半導体エレクトロニクスの最先端―省エネに役立つ速くて強いスーパー素子を創る−」(講師:情報科学研究科
橋詰 保教授),「柔らかい機械から,宇宙まで−最近のキカイ知能工学―」(講師:工学研究科 成田吉弘教授)をテーマに講義が行われました。
セミナーの最後には,旭川市内の高校を卒業した工学研究科大学院生佐藤純平さん(材料科学専攻修士課程2年)と新堀愛さん(環境循環システム専攻修士課程1年)から参加者へ,充実した研究活動や札幌でのひとり暮らしなど本学での学生生活の楽しさが語られ,「北大に進学したら英語は大事。いろんな留学生がいる。国際会議で発表する機会もある」,「工学部は就職するにはとても有利。自分の将来についてイメージできたとき,工学部で良かったと思えるかもしれない」など,後輩へ向けて激励の言葉で締めくくられました。
参加者は,約3時間半という長時間にもかかわらず,熱心に聞き入っていました。来場者アンケートに「講義は難しかったけど,環境問題の重大さについて実感できた」,「是非,北大に進学して研究してみたい」,「大学院についても興味を持った」,「思ったより自由な校風。反面大変そうな4年間だが,進学するのが楽しみ」といった感想が寄せられました。同推進部では,今後も同セミナーを函館や旭川などで開催する予定です。
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三上工学部長の挨拶に熱心に聴き入る高校生 |
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(工学研究科・情報科学研究科・工学部) |
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