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「北海道大学プロフェッサー・ビジット2007」が終了

 「世界最先端の講義が,あなたの学校で受けられます」をキャッチフレーズに,中学生・高校生の環境問題への関心を高め,人材育成につなげようと実施した「北海道大学プロフェッサー・ビジット2007」がこのたび無事終了しました。
 この事業は,本学と朝日新聞社が,連携事業であるポプラプロジェクトとして,文部科学省の後援を得て実施したものです。
 昨年7月2日(月)から本年2月23日(土)までの約8ヶ月間にわたって,全国28校,生徒総数7,540人という多くの参加者を得ることができ,朝日新聞紙面でも大きく取り上げられました。
 「環境・サステナビリティ」をキーワードに,学内12人の教員が行った講義は,最先端の研究と身近な生活との接点について,文系・理系に関わらず,生徒達の可能性や関心を引き出すような興味深い内容で,本学で行われている研究の魅力を存分に伝えるものでした。
 参加者からは,「温暖化が進まないよう自分ができることを続けたい」「マイナスの財産を後の人々に残さないようにしたい」「環境に役立つ研究ができるような道に進みたい」といった声が多数寄せられ,環境に対する問題意識を高め,また進路について考えてもらう機会となりました。
 アドミッションセンター教員及び入試課・広報課職員による大学説明・入試説明なども行い,複合的に本学を広報する機会となったことも大きな成果でした

ポプラプロジェクトとは:北海道大学と朝日新聞社は,平成17年7月に「環境」をテーマとした提携・協力関係を結び,一連の共同事業を「ポプラプロジェクト」として行っています。今回は,平成18年8月に東京・札幌で開催した「北海道大学サステナビリティー・サイエンス・フォーラム」に引き続き2回目の大きな事業となりました。
広島県立尾道北高校での講義(講師:理学研究院 渡部重十教授) 静岡県立浜松南高校での講義(講師:本堂武夫理事・副学長)
広島県立尾道北高校での講義
(講師:理学研究院 渡部重十教授)
静岡県立浜松南高校での講義
(講師:本堂武夫理事・副学長)


北海道大学プロフェッサー・ビジット2007 実施校一覧

 
  実 施 校 名 実施日 講師・テーマ 対  象 人 数
1 三重県立桑名高等学校 7月2日(月) 石 弘之 創成科学共同研究機構 特任教授
なぜ,私たちは環境を守らなくてはいけないのだろう
1年生 40人
2 青森県立八戸南高等学校 7月19日(木) 石原孝二 文学研究科 准教授
科学技術と自然・社会の持続可能性
全校生徒 600人
3 大阪府立茨木高等学校 7月20日(金) 荒井克俊 水産科学研究院 教授
海を制するものが未来を制する−水産学への招待
2年生 320人
4 茨城県立日立北高等学校 8月3日(金) 藤原正智 地球環境科学研究院 准教授
気候変動のサイエンス
全学年の希望者 50人
5 栃木県立宇都宮女子高等学校 8月22日(水) 石原孝二 文学研究科 准教授
科学技術と自然・社会の持続可能性
全学年の希望者 30人
6 北海道稚内高等学校 9月19日(水) 渡部重十 理学研究院 教授
惑星の大気:金星と地球
全学年の希望者 40人
7 北海道岩見沢東高等学校 9月19日(水) 吉田文和 公共政策学連携研究部 教授
ごみと循環型社会
1年生 240人
8 滋賀県立石山高等学校 9月19日(水) 渡辺義公 工学研究科 教授
水がリサイクルできるって
3年生 350人
9 熊本県立苓明高等学校 9月28日(金) 信濃卓郎 農学研究院 准教授
農薬・肥料なしで農業は可能か
生徒,卒業生,一般 600人
10 広島県立尾道北高等学校 10月10日(水) 渡部重十 理学研究院 教授
惑星の大気:金星と地球
1年生,2年生 240人
11 狭山ヶ丘高等学校(埼玉県) 10月11日(木) 南川雅男 地球環境科学研究院 教授
気候変動と人類活動
全学年の希望者,PTA 400人
12 大分県立中津南高等学校 10月16日(火) 本堂武夫 理事・副学長
南極の氷が流れる?
1年生,2年生 400人
13 立命館慶祥高等学校(北海道) 10月22日(月) 中村研一 公共政策学連携研究部 教授
地球環境問題を解決するために
全学年の希望者 40人
14 神奈川県立神奈川総合高等学校 10月23日(火) 荒井克俊 水産科学研究院 教授
海の中を科学的にのぞいてみよう
1年生,2年生 470人
15 宮城県第二女子高等学校 10月26日(金) 石 弘之 創成科学共同研究機構 特任教授
なぜ,私たちは環境を守らなくてはいけないのだろう
全校生徒 880人
16 愛知県立岡崎西高等学校 10月29日(月) 南川雅男 地球環境科学研究院 教授
気候変動と人類活動
2年生
(理系クラス)
160人
17 青森県立弘前高等学校 11月2日(金) 信濃卓郎 農学研究院 准教授
農薬・肥料なしで農業は可能か
全学年の希望者 45人
18 北海道滝川高等学校 11月6日(火) 石 弘之 創成科学共同研究機構 特任教授
なぜ,私たちは環境を守らなくてはいけないのだろう
1年生,2年生
(理数科)
350人
19 島根県立益田高等学校 11月12日(月) 藤原正智 地球環境科学研究院 准教授
気候変動のサイエンス
2年生
(理数科)
60人
20 宇部フロンティア大学付属香川高等学校(山口県) 11月13日(火) 喜田 宏 獣医学研究科 教授
鳥インフルエンザはこわくない
2年生 100人
21 岐阜県立岐阜高等学校 11月14日(水) 渡部重十 理学研究院 教授
惑星の大気:金星と地球
3年生 360人
22 山形県寒河江市立陵東中学校 11月20日(火) 本堂武夫 理事・副学長
南極の氷が流れる?
3年生 160人
23 秋田県能代市立能代第二中学校 12月4日(火) 吉田文和 公共政策学連携研究部 教授
ごみと循環型社会
全校生徒 450人
24 新潟県立新潟高等学校 12月6日(木) 喜田 宏 獣医学研究科 教授
鳥インフルエンザはこわくない
1年生
(理系志望者)
350人
25 長野県岡谷南高等学校 12月6日(木) 渡辺義公 工学研究科 教授
水がリサイクルできるって
1年生,2年生 200人
26 上宮高等学校(大阪府) 12月13日(木) 南川雅男 地球環境科学研究院 教授
気候変動と人類活動
1年生,2年生
(進学コース)
85人
27 北海道札幌西高等学校 12月14日(金) 中村研一 公共政策学連携研究部 教授
地球温暖化
石原孝二 文学研究科 准教授
科学技術と環境
2年生 320人
28 静岡県教育委員会
(静岡県高校科学技術コンクール)
2月23日(土) 本堂武夫 理事・副学長
南極の氷が流れる?
静岡県各校の希望者 200人
        総参加者数 7,540人
(総務部広報課)

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