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北海道大学グローバルCOEプログラム「触媒が先導する物質科学イノベーション」
―物質・材料研究機構国際ナノアーキテクトニクス (NANA)ジョイントシンポジウム「化学を基盤とする物質科学イノベーション」開催

 5月27日(火)〜28日(水)に理学部大講堂において,北海道大学グローバルCOEプログラム「触媒が先導する物質科学イノベーション」―物質・材料研究機構国際ナノアーキテクトニクス (NANA)ジョイントシンポジウム「化学を基盤とする物質科学イノベーション」を開催しました。本シンポジウムは,本年度5月1日に本学理学院化学専攻と独立行政法人物質・材料研究機構(NIMS)が連携し,理学院化学専攻(博士後期課程)内に連携分野「先端機能化学分野」の新設を記念して開催されたものです。本学とNIMSは平成16年に包括連携協定を締結しており,工学研究科ではすでに本年4月に物質化学専攻内に連携講座である「ナノセラミックス講座」を設置し,2名の客員教員(教授,准教授各1名)を迎えていますが,この「先端機能化学分野」では,新たに6名の客員教員(教授3名,准教授3名)をNIMSより迎え,物質・材料科学分野における最先端の研究と,優秀な若手人材の育成をより強力に推進します。この課題を達成するために,北海道大学のグローバルCOE「触媒が先導する物質科学イノベーション」と世界トップレベル研究拠点 (WPI) プログラム「国際ナノアーキテクトニクス 研究拠点(MANA)」とが,全面的にその目標達成を支援することとなっています。
 今回のシンポジウムでは,青野正和MANA拠点長による特別講演に続いて,NIMS側からは先端機能化学分野の新客員教員5名とナノセラミックス講座の客員教員2名,北大側からはグローバルCOEの事業推進者である5教授の講演がなされました。物質科学研究に関する最先端の成果が紹介され,いずれの講演においても予定時間内に収まらない活発な質疑,討論が行われました。本連携では,歴史ある本学の教育・研究環境とNIMS の最先端の研究環境により,次世代を担う若手に対し,他に類例をみない国内最高水準の教育・研究環境を与え,真に国際社会で活躍する若手人材の育成を通して,物質材料科学の分野におけるイノベーションを実現します。本シンポジウムは,その一歩となりました
講演風景
  講演風景
理学研究院 魚崎浩平教授 NIMS国際ナノアーキテクトニクス研究拠点 葉金花主任研究者
理学研究院 魚崎浩平教授 NIMS国際ナノアーキテクトニクス研究拠点 葉金花主任研究者
工学研究科 吉川 信一教授  
工学研究科 吉川 信一教授  
(理学院・理学研究院・理学部)

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