1月5日(月),大学文書館では,1960年代における受講資料を,小笠原正明名誉教授から寄贈いただきました。
小笠原正明名誉教授は,1962(昭和37)年北海道大学教養部理類に入学,1966(昭和41)年理学部化学科を卒業,放射線化学を専門研究として,1968(昭和43)年理学研究科修士課程を修了されました。
この度,寄贈いただいた受講資料は,受講ノート8点,レポート類12点,試験問題2点,受講メモ1点,合計23点です。受講ノートやレポート類は,教養部2年生から理学部4年生にかけて受けた講義のもので,大変精緻な筆致で書かれています。中村孝教授(触媒研究所)の「物理化学」をはじめ,丹羽貴知蔵教授の「無機化学通論」,松田秋八教授の「電気化学」,田部浩三教授の「反応速度論及び演習」など,1960年代前半に北海道大学でどのような化学教育が行われていたのかを物語る貴重な資料です。
今後,大学文書館では,これらの受贈資料を大切に保管し,教育沿革史資料として活用して参ります。 |
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受講ノート |
レポート類 |
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(大学文書館) |
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