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創成研究機構に寄附研究部門を設置

 このたび,4月1日付けで,創成研究機構研究部に寄附研究部門として「JAPEX地球エネルギーフロンティア研究部門」が設置されました。
 この寄附研究部門は,石油資源開発株式会社の寄附金により設置されたもので,開設期間は平成21年4月1日から平成26年3月31日までの5年間となっています。
 北海道,および周辺海域の地下深部には莫大な量の有機質堆積岩類(コールベッド等)やメタンガスハイドレートが分布しています。また,道南から道東へかけた火山フロントは世界最大級の火山密度であり,地下熱エネルギーの活用にも期待が寄せられています。北海道は地球エネルギー資源に関して高いポテンシャルを持っていることが知られています。北海道大学の優れた立地条件を生かし,本寄附研究部門では地球エネルギーの持続的活用を実現するための新学問領域の創成と研究成果の社会への還元に取り組みます。
 本寄附研究部門教員として,兼任教授に鈴木 コ行氏(理学研究院教授),特任助教に斎藤 裕之氏が就任し,また,博士研究員として長谷川 精氏が採用されました。本機構のみならず関係部局の研究者と協力し,日本が世界に誇る地球深部探査技術の革新を促し,人類の未来を拓く地球エネルギー研究の推進に貢献することを目的に研究を開始しています。

(創成研究機構)

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