レクリエーション

平成21年度北大山岳会のハイキング

赤岩山(371m)―自然探勝路西赤岩コース―
 
5月23日(土)参加人数11名
 今にも泣き出しそうな空の下を小樽へ向け出発しました。天気予報は雨です。昨秋に来た探勝路の続きで今回はオタモイ海岸への道を辿るのです。赤岩峠の駐車場に着くと霧雨になりました。この天気では空と海の青さは望めませんが,春の山を歩いてみることにします。幸いなことに植物に詳しい参加者から,オクエゾサイシンの花を教えてもらい,可憐な濃い紫色の花を見ることが出来ました。この花は「春の妖精」ともいわれるヒメギフチョウの食草なのだそうです。赤岩山への登りを過ぎると後は下りが続きます。やがて道は神社の境内へ出ました。雨も止まないのでオタモイまで行くのはあきらめ,ここから戻る事にしました。神様の軒先をお借りして雨をしのぎ,昼食にします。この神社は出羽三山神社小樽教会といって祠の裏にミニパークゴルフ場もありました。小樽市の広報紙によると,個人的に建立されたもので地域住民の憩いの場となっているようです。帰り道ものんびりとウグイスとカッコウの声を聞きながら歩きます。赤岩山の展望台では雨で視界が悪いはずなのに,霧の絶壁に吸い込まれそうで,お尻がむずむずしました。しかしこれを幻想的な風景と感じたロマン派も多かったようです。雨でどうなることかと思いましたが,意外に充実した1日となりました。
(コースタイム)保健学科8:30−赤岩峠10:30−赤岩山11:10−神社着12:00−神社発12:50−赤岩峠14:40−小樽手宮温泉−保健学科17:30
出羽三山神社小樽教会
出羽三山神社小樽教会
頂白山(480m)―フルーツ街道コース―
 
7月4日(土)参加人数16名
 北海道も果物がおいしい季節になりました。今回は仁木町の頂白山に向かいます。曇り空ながら,天候はまずまずです。仁木駅を過ぎ,線路と立体交差した先で勝浦農園に向かい,フルーツ街道を越えたところが登山口です。さあ出発です。雨に洗われた新緑の樹上からウグイスの歌が聞こえ,心に穏やかなときが流れます。道は緩やかな登りで,急なところはありません。突然大きな鳥が飛び立ちました。鷹でしょうか,鷲でしょうか。やがて登山道はきれいに整備された道となり,山頂への分岐点に着きます。整備された登山道は下りながら直進し,広場を経て三角点のある山頂に至ります。もう一方は左に分岐し最高点に至ります。私たちはまず最高点に向かいました。急登の細い山道を登り,ツタウルシを避けながら進むと山頂です。岩の露出した狭い山頂には,徳利が供えてありました。楽しい昼食です。お菓子を分け合いながら,会話が弾みます。山頂からは,うっすらと霞がかかった幻想的な山肌が望めました。昼食後,三角点に向かいます。途中の広場にはワラビがいっぱい。私たちも家族のためにワラビをとりました。三角点では,頂白山の看板を持って記念写真です。視界も開け,仁木町の町が広がっていました。帰りは勝浦農園でサクランボを買いました。縁起の良い鶴亀温泉で汗を流し,無事,春季登山を終えました。
(コースタイム)保健学科9:00−登山口11:25 −山頂(本峰)着12:55−山頂発13:30−三角点13:40−登山口着14:50−勝浦農園−鶴亀温泉16:00−保健学科18:40
頂白山(三角点)山頂
頂白山(三角点)山頂
(北大山岳会)

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