5月23日(土)参加人数11名
今にも泣き出しそうな空の下を小樽へ向け出発しました。天気予報は雨です。昨秋に来た探勝路の続きで今回はオタモイ海岸への道を辿るのです。赤岩峠の駐車場に着くと霧雨になりました。この天気では空と海の青さは望めませんが,春の山を歩いてみることにします。幸いなことに植物に詳しい参加者から,オクエゾサイシンの花を教えてもらい,可憐な濃い紫色の花を見ることが出来ました。この花は「春の妖精」ともいわれるヒメギフチョウの食草なのだそうです。赤岩山への登りを過ぎると後は下りが続きます。やがて道は神社の境内へ出ました。雨も止まないのでオタモイまで行くのはあきらめ,ここから戻る事にしました。神様の軒先をお借りして雨をしのぎ,昼食にします。この神社は出羽三山神社小樽教会といって祠の裏にミニパークゴルフ場もありました。小樽市の広報紙によると,個人的に建立されたもので地域住民の憩いの場となっているようです。帰り道ものんびりとウグイスとカッコウの声を聞きながら歩きます。赤岩山の展望台では雨で視界が悪いはずなのに,霧の絶壁に吸い込まれそうで,お尻がむずむずしました。しかしこれを幻想的な風景と感じたロマン派も多かったようです。雨でどうなることかと思いましたが,意外に充実した1日となりました。
(コースタイム)保健学科8:30−赤岩峠10:30−赤岩山11:10−神社着12:00−神社発12:50−赤岩峠14:40−小樽手宮温泉−保健学科17:30
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