部局ニュース

経済学研究科で嶺南大学校商経大学との共同セミナーを開催

 経済学研究科は,9月4日(金)に嶺南大学校商経大学との第5回共同セミナーを開催しました。これは,平成13年以降,学術交流協定に基づき隔年で両校交互に開催されているものです。
 プログラムは午前10時半から午後4時まで3つのセッションに分けて行われ,嶺南大学校からの5名を含む計8名が英語で報告を行いました。テーマは,韓国における大統領外国訪問と国際貿易量の関係,日本の公会計制度における私会計導入の2つのアプローチ,韓国における原油とマクロ経済,韓国における社会的責任投資のアウトパフォーマンス,業績評価システムの設計・使用の変化の行動的帰結,移動式テレビサービスの使用意思に影響を与える諸要因,ウズベキスタンにおけるROSCAs(日本の「講」に相当)のネットワーク等,経済,経営,会計各分野で多岐にわたるものでした。本研究科長・教員・院生・海外からの研究員など多数の参加者も加わり,時間が足りなくなるほど活発な質疑応答が行われました。なお,報告者が事前に用意した英語論文は冊子体として印刷され,当日配布されました。
 自分の専門とは異なる分野における日韓両国の研究者の関心方向や研究内容を知り,またそれについて幅広い議論をすることができ,国際的で学際的な学術交流の機会を持つことができました。これは,専門分野における学術的学会では得られない貴重な経験でした。

 
嶺南大学校商経大学 呂澤東教授 エンレイソウでの記念写真
嶺南大学校商経大学 呂澤東教授 エンレイソウでの記念写真
 
(経済学研究科・経済学部)

前のページへ 目次へ 次のページへ