去る9月14日(月)に工学研究科・情報科学研究科・工学部では,「工学部安全の日」に係る行事として安全衛生管理講演会を開催しました。
今回の講演会には,外岡立人氏(元小樽市保健所長,新型インフルエンザアドバイザー)を講師として招き,『パンデミック・インフルエンザの過去,今日,これから』と題し,現在流行している新型インフルエンザの実態や今後の展望,諸外国が行っている対策等について講演を行ないました。
参加者からは,「先進国がワクチンを買い占めてしまい,途上国に必要数がまわらないかもしれないということが印象に残りました(学生)」「年齢による感染傾向を見る限り,学生が当事者になりやすいので学生への周知が重要だと思います(教員)」「感染ルートとして一番多いのは接触感染であり,手を洗うことが大事。今後特に心がけようと思いました(学外者)」といった多くのコメントが寄せられました。
外岡氏の講演に引き続き,安全衛生管理室長の高橋順一教授から,本研究科等が独自で取り組んでいる安全衛生診断および自主安全点検についての総括が行われ,延べ2時間にわたる講演会では,参加した120名程の教職員・学生が熱心に傾聴する姿が見られました。
これから冬を迎え,新型インフルエンザのみならず季節性インフルエンザの流行が本格化する季節となります。今後も情報発信を継続するとともに,主要の出入口に消毒液を設置し,こまめな手洗いを励行する等,インフルエンザ蔓延の防止に努めます。 |