10月20日(火),東京都千代田区丸の内の東京ステーションコンファレンスにおいて,第4回「九大・北大合同フロンティア・セミナー」を,「異分野の基礎研究のつながりによる新たな知見」をテーマに開催しました。
いわゆる「新型インフルエンザ」感染拡大の報道等により,参加者の減少が危ぶまれましたが,当日は,首都圏の企業や官庁などで活躍している両大学のOBやOGの皆様をはじめとして,約100名の方々に参加いただきました。 |
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講演中の藤川教授 |
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最初に登壇された九州大学の佐々木一成教授は,「燃料電池を核にした水素エネルギー技術の現状と将来展望〜究極の脱炭素社会に向けた九州大学の挑戦〜」と題し,九州大学で進む「水素プロジェクト」の紹介や,燃料電池のしくみ,及び燃料電池自動車の開発に関する現況を紹介されました。
次に,本学の藤川清三農学研究院教授が登壇され,「樹の中の凍らない水。何故?」と題して,寒冷地の樹木の木部組織に存在する,氷点下40度以下でも凍らずに安定的に過冷却を続ける柔細胞に関する研究と今後の課題について説明されました。 |
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講演会会場風景 |
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パネルディスカッションでは,九州大学の小川雅司教授がコーディネーターとなり,講演を行った本学藤川教授及び九州大学佐々木教授がコメンテーターとなって,講演された内容に対する質問に両講師が応える形で進められました。 |
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パネルディスカッション風景 |
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今回のセミナーも,前回同様有料で開催し,休憩中に軽食,オードブルやビール等を提供しました。休憩後のパネルディスカッションでは,両先生方の,知的興奮を誘った講演内容に出席者からの質問も活発になり,終了後も講演者が対応する一幕もあり,盛会裏に終了しました。
なお,次回の第5回「北大・九大合同フロンティア・セミナー」は,平成22年2月24日(水)18時30分から,今回と同じく東京ステーションコンファレンスにて「縄文と弥生」をテーマに開催いたします。詳細が決まりましたら本学ホームページ等で改めてご紹介いたしますので,皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。 |
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