部局ニュース

「防災訓練・防火訓練」の実施

●工学研究科・工学部
 工学研究科・工学部では,11月18日(水)午前11時30分から学生・教職員が参加して,自衛消防訓練を実施しました。
 今回は,消火体制の強化を図り,自衛消防隊の実践力を養うことを目的として,材料化学系棟2階から出火したとの想定で,総合かつ実践的な訓練を行いました。
 訓練終了後,防火管理者である大井芳美工学系事務部経理課長から,基本的な訓練を行うことは,実際に起きたときに迅速に対応するために重要であること,これから本格的な冬に向かって火気を使用する機会が増えるために取扱いに注意することなどを呼びかけました。
 続いて,三上隆工学研究科長から「おおむね順調に進んでいたが,まだまだ改善の余地がある訓練だと思う。」とのコメントがありました。また,後日行ったアンケートでは,「全体の流れが分かりにくかった」「避難誘導の必要性を感じる訓練だった」「消火器訓練を実施してほしかった」などの声が聞かれ,これからの課題を発見できた訓練となりました。
 
初期消火の様子 負傷者を搬送する自衛消防隊
初期消火の様子 負傷者を搬送する自衛消防隊
 
(工学研究科・工学部)
 
●歯学研究科
 歯学研究科では11月18日(水)12:00から消防設備専門家の指導・協力を得て,消防訓練(避難訓練及び消火訓練)を実施しました。
 訓練は,歯科診療センター2階歯科技工室からの出火を想定し,学生・職員(大学病院職員を含む)約100名が参加して行われました。
 火災発生後,直ちに自衛消防隊長(川浪研究科長)の指揮により各担当に分散し,現場の確認,消防署への通報,非常放送,けが人の救助,消火活動等の訓練が行われました。
 訓練終了後,消防設備専門家から「自衛消防隊は各自の役割についてしっかりと自覚して行動するように。」また「天井まで火が届くような時には,すぐに消防署へ通報すること」等の助言がありました。
 また,消火器(水消火器)を用いた消火訓練が行われ,研究科長自ら実演し,火元に向かって足下から消火するなど消火器の取り扱い方法を確認しました。
 
消火活動 避難報告を受ける自衛消防隊長 消火器を用いた消火訓練
消火活動 避難報告を受ける自衛消防隊長 消火器を用いた消火訓練
 
(歯学研究科・歯学部)
 
●情報基盤センター
 情報基盤センターでは,11月26日(木)北消防署及び防災設備の専門家の指導・協力の下,防災訓練(通報・消火・避難訓練)を実施しました。
 当日は,火災時の通報・消火・避難体制を確認すべく,情報基盤センター南館3階給湯室から午後1時30分に出火したとの想定により,当日情報基盤センターを利用していた利用者,学生等すべての在館者の協力を得て実施しました。
 訓練にあたっては,情報基盤センター教職員,企画部情報基盤課の職員で構成する消火防護措置班をはじめとした自衛消防隊各班が直ちに出動し,自衛消防隊隊長である情報基盤センター長,防火管理者及び副隊長である情報基盤課長の指示の下,常日頃から受け持っている分担に従い,各々の任務(通報連絡・消火防護措置・避難誘導・救護等)を実施しました。訓練は,想定される被害を最小限にくい止めるべく,初期消火,センター利用者等の避難誘導,救護等実際の火災発生時と同じ体制で行われ,無事全員の避難が完了し訓練が終了するまでの間,常に緊張感をもって行われました。
 その後,全教職員,利用者,学生等による消火器による初期消火の訓練を実施しました。環境に配慮し消火剤に水を使用した消火器を使用し行われ,実際の初期消火において重要な役割を果たすことから,種類ごとに異なる消火器の操作方法等を習得すべく熱のこもった訓練が行われました。
 今回の防災訓練では,教職員のみならず利用者,学生等約50名の参加・協力を得て実施され,参加者は防火意識を新たにするとともに訓練の重要性を再認識していました。また,実践的な訓練を実施したことにより全国共同利用施設・学内共同利用施設として適切な防災体制を確認することができ,本訓練の所期の目的を達成することができました。
 
負傷者の救護にあたる自衛消防隊避難誘導班 消火器による初期消火の訓練
負傷者の救護にあたる
自衛消防隊避難誘導班
消火器による初期消火の訓練
 
(情報基盤センター)
 

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