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学生チームがCOP15学生会議 「GREEN CAMPUS」に参加

 12月13日(日),14日(月)の2日間,デンマークのコペンハーゲン大学で開催された学生会議「GREEN CAMPUS」に,公共政策学大学院公共経営コース1年 岡部宇洋さんをリーダーとする,学生チーム8名が参加しました。このイベントは国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)と連動し,イェール大学とコペンハーゲン大学が共同で開催したものです。また,アメリカ,中国,デンマークなど世界各国から15の大学が参加し,各学生チームは,キャンパスで実行可能な,環境負荷を最小化し持続可能な社会をつくるための方法を発表しました。
 本学の学生チームは,冬の暖房使用量が非常に多いという北海道独自の問題を取り上げ,解決方法として,「WARM BIZ」キャンペーン,「使用電力削減コンペ」という2つのアイディアを発表しました。「WARM BIZ」キャンペーンは,人々が楽しみながらライフスタイルを変革することを可能にした「COOL BIZ」キャンペーンを参考に,本学や札幌駅などでの展示やファッションショーを通じて,発展途上であるこの取り組みを広めるアイディアとして提案しました。また,「使用電力削減コンペ」については,人々の競争心を刺激することによって,自発的なエネルギー削減を可能とする有効な方法として提案しました。
 休憩時間には,多くの参加者が他チームの発表内容に質問するなど,積極的な意見交換が行われました。そして,全大学の発表終了後に専門家から,大学内での活動にとどまらず,社会の中における大学の役割を議論して欲しいとの講評がありました。
 本学の学生チームは,国籍が違う5人の留学生と3人の日本人学生から構成され,参加した大学の中で最も国際的なチームでした。チームリーダーの岡部さんからは,「メンバーそれぞれの専門分野が違うため,多種多様な意見をまとめることに非常に苦労したが,国際的枠組みが決まる現場を肌で感じられたことは,財産になった。」との感想がありました。また,COP15開催中のコペンハーゲンは,市内各所で環境イベントやデモ活動が行われ,非常にエネルギッシュな一面を見せてくれるなど,参加した学生にとって大きな刺激となり,国際性を養う良い経験になったと思われます。
 
ポスター製作の様子 会場での記念写真
ポスター製作の様子 会場での記念写真
 
(学術国際部国際企画課)

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