北海道大学は,日本と中国の教育研究分野の連携推進と,グローバルな観点を持ちイノベーション精神に富む優秀な人材育成につなげることを目的として,3月10日(水)〜11日(木)に中国上海市復旦大学を会場とした北海道大学・復旦大学交流デーを,12日(金)に杭州市浙江大学を会場とした北海道大学・浙江大学交流デーを開催しました。
このイベントは,中国の学生たちに本学の最先端の学術研究成果や大学の歴史と現状を紹介し,日本の教員や学生との直接的なコミュニケーションによって,両大学間の研究・学生交流を促進するとともに,日中文化の異なった魅力を知ってもらうものです。本堂理事・副学長をはじめ,学部・研究科等から合わせて約60名の教職員及び学生が出席しました。
両会場には,それぞれ張一華常務副学長(復旦大学)や呉平副学長(浙江大学),福西浩独立行政法人日本学術振興会北京研究連絡センター所長をはじめとする中国・日本の大学関係者,学生などが出席し,各参加部局による紹介や,メディア・コミュニケーション研究院・渡邉浩平教授による学術講演などに聞き入っていました。
また,それぞれの会場では,開催大学出身の本学教員による発表も行なわれ,文学研究科応雄准教授(復旦大学卒業),理学研究院 剣萍教授(浙江大学卒業)による発表に,両大学の学生たちは興味深く耳を傾けました。
学生交流セッションでは,中国語短期留学で中国滞在中の本学学生20名と開催大学の学生30名が,若者の立場から日中の相互理解について議論しました。
同時に行われた留学相談会では,本学に興味を持つ中国人学生が集まり,教員や留学担当職員に熱心に質問をしていました。
11日(木)には,北海道大学法学研究科と復旦大学法学院によるセミナーが行なわれました。
今回のイベントでは,両会場あわせておよそ500名の参加がありました。本学は今後も海外でのPRに力を入れ,優秀な留学生の受入拡大と国際交流の推進に努めてまいります。 |