総合博物館では,1月29日(土)に1階「知の交流」コーナーにおいて,脇田稔理事・副学長・教育改革室室長を講師に迎え,「教育の改革と将来像」と題し,北大が行ってきた教育改革と,今後の展望についてご講演いただきました。
まず,教養部の廃止やコアカリキュラムの導入など,1995年以降,本学が積極的に取り組んできた教育改革について,魅力的な科目を取り上げながら紹介していただきました。共通科目,総合科目,基礎科目,主題別科目,外国語科目,一般教育演習といった充実した教養科目の中でも,特に一般教育演習は,臨海実験場や附属牧場,研究林,練習船などを利用した合宿形式の演習を行っている点で,大変ユニークな科目だということでした。
また,単位の実質化を目的として導入された5段階評価,GPA制度,自由設計科目制度についても紹介していただきました。これらの教育改革により,1クラスの平均履修者数が減少した一方,自習時間とGPAの数値が増加したというデータが出ており,量より質の教育への変化が見られるということでした。
最後に,学部一貫教育が持つ欠点を補うものとしての総合入試の意義や,さらなる改革に向けて,世界水準の人材育成システムを確立し,世界に開かれた大学を実現するという,本学の教育の将来像・長期目標など,現在の改革から今後の展望までを,分かりやすく,また詳細に紹介していただきました。
参加者はメモをとりながら熱心に聞き入り,質疑応答時間には,大学教育が国際化した場合,高校の教育とスムーズに接続させるにはどのようにするべきかといった具体的な質問から,教育改革に学生の声を取り入れてはどうかという北大生からの提案も出るなど,大変盛況でした。もっと長い時間講演してほしかったという声も聞かれ,教育に対する関心の高さが感じられたセミナーとなりました。 |