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医学研究科外科学講座腫瘍外科学分野教授 近藤 哲氏は平成23年1月17日午前0時14分,肺癌のため57歳で御逝去されました。ここに生前のご功績を偲び,謹んで哀悼の意を表します。
先生は昭和53年3月に名古屋大学医学部を卒業され,肝胆膵外科治療における日本の最先端の教室として名高い名古屋大学第一外科で研鑽を積まれ,助教授の職を勤められた後,本学部外科学第二講座(旧称)助教授として招聘されたのは平成10年5月のことでありました。平成16年には第六代の教授に就任され,以後は肝胆膵領域を中心とした臨床と研究,医学教育,病院運営と,様々な分野でその辣腕を発揮され,まさに八面六臂の活躍をされていたさなかの突然の発病でありました。
先生は臨床・研究面において,日本の肝胆膵領域疾患治療に関して内科・外科を問わず多くの医療人の牽引者であったことは言うにおよばず,日本胆道学会では理事長として学会を率い,日本外科学会の理事としては次期のリーダーとしての呼び声も高かったこともあり,その訃報は全国の多くの関係者に大きな衝撃とともに伝えられました。
北海道大学病院では「地域大学循環型専門研修プログラム」,「臨床指導医養成プロジェクト」などの企画から申請までをこなし,見事に競争的資金を獲得するとともに,大学と地域医療の新たなシステム作りに奔走されました。その実績から,平成19年より北大病院教育・研修担当病院長補佐,平成22年4月からは北大病院副病院長に就任され,北海道大学病院にとっても無くてはならないリーダーのお一人でありました。
これからも長い年月をかけ,臨床と研究,あるいは医学教育を通じて,難治癌治療をはじめとする医療の進歩に多大なる貢献をされるものと皆が確信していた先生の,あまりにも早いご逝去に痛恨の念を禁じ得ません。
ここに謹んで先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
(医学研究科・医学部)
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