工学部では,7月12日(火)に財団法人札幌市防災協会の指導の下,救急救命講習会を開催しました。
講習会には,教職員15名が参加し,のどを詰まらせた人への対処法,止血法,心肺蘇生法およびAED(自動体外式除細動器)使用法等について,実技を交えて行われました。講習中には,平成22年に改訂された心肺蘇生法の国際ガイドラインに基づく指導に対し,参加者より意外な点等について質問がなされるなど,救急救命に対する関心の高さがうかがえました。
また,終了後には「実際に要救助者を発見した場合,予備知識が無いとパニックになってしまうと思うが,講習会を受講することにより完璧ではないが多少は冷静でいられると思うので,とても有意義だったと思う。」といった意見が寄せられました。
工学部では平成23年度の計画として,既設している8台のAEDに加えて1台を高層階に増設する予定です。これにより全部で9台のAEDが設置されることになり,当初からのコンセプトである『工学部のどこにいても要救助者を発見してから5分以内にAEDの設置場所と現場を往復できる』体制が整います。
また,工学系事務部経理課安全衛生管理担当では,現在,総務省消防庁からの通達により実施(運営は消防本部)されている「上級救命講習」の受講者を3名配置していますが,今後,さらに「応急手当普及員講習」の受講者を1名配置することにより,非常時に迅速に対応できる体制を整える予定です。
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のどを詰まらせた人への対処法 |
心肺蘇生法とAED使用法の同時実技訓練 |
(工学院・工学研究院・工学部)
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