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平成23年度教員免許状更新講習を開催

 7月26日(火)から8月15日(月)にかけて,今年度の教員免許状更新講習が開催されました。
 教員免許更新制は,現在教員免許を持っている現職教員等が,10年毎に設定される修了確認期限前の2年間に,大学などが開設する30時間の更新講習の受講(必修領域においては12時間,選択領域においては18時間の受講)及び修了が必要となるものであり,本制度は,その時々で教員として必要な資質能力が保持されるよう定期的に最新の知識技能を身に付けることで教員が自信と誇りを持って教壇に立ち社会の尊敬と信頼を得ることを目指すために,平成21年4月1日から導入されたものです。
 平成21年度以降,本学では毎年講習を実施しており,今年度も様々な学校種の教員等を対象として,全6講習を開催しました。受講者の夏休み期間を中心に開催したことやバラエティに富んだ内容の講習を開設したこともあり,必修領域の受講者数は126名,選択領域の受講者数は5講習あわせて266名の方々の参加がありました。また,今年度は,北方生物圏フィールド科学センター森林圏ステーション南管理部和歌山研究林(和歌山県東牟婁郡古座川町)近郊でも講習を開催し,道外において初めての講習開催となりました。
 講習では,担当講師からのオリエンテーションの後,各テーマに関しての講義や実習が行われ,講習のまとめとして修了認定試験を行いました。講習後に寄せられたアンケートでは,「最新の研究内容に触れることができ勉強になった」,「数十年ぶりに母校で講義を受けることができ新鮮な気持ちになった」などの意見があったほか,実習を主とする講習の受講者からは「普段経験したくてもできなかった内容を体験することができ,非常に有意義であった」,「様々な学校種や教科の先生と話す機会があり,新しい発見があった」,「今後受講する先生方にも薦めたい講習であった」などの意見が多数寄せられ,本講習の意義を改めて感じる良い機会となりました。
 なお,今年度開催した講習は以下のとおりです。受講者の皆様,大変お疲れ様でした。

「練習船による水産科学実習」イカ釣り実習
「練習船による水産科学実習」
イカ釣り実習
〈今年度に開催した講習〉
領域 講習名 講習日 講習時間 定員 受講者数
必修 教育の今日的諸課題とその改革の方途 8月11日(木)・12日(金) 12時間 130名 126名
選択 南紀熊野における森林科学実習 7月26日(火)〜28日(木) 18時間 12名 12名
理系の応用技術:工学の世界 8月2日(火) 6時間 80名 79名
練習船による水産科学実習 8月4日(木)〜6日(土) 18時間 10名 10名
歴史と文化 8月8日(月) 6時間 50名 48名
特別支援教育 8月15日(月) 6時間 120名 117名

(学務部教務課)


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