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日本語教授法ワークショップ開催

 8月1日(月)〜5日(金)の5日間,留学生センターにおいて,日本語教授法ワークショップを開催しました。
 この催しの目的は,本学と大学間交流協定を締結している協定校で日本語教育に携わっている先生方をお招きし,協定校における日本語教育をより一層充実したものにするためのお手伝いをするとともに,協定校の日本語教員と本学留学生センターの日本語教員の交流を図るということです。平成20年にスタートした本ワークショップも,本年度で4度目の開催となりました。今回は,中国,台湾,韓国,タイ,そしてフィリピンの協定大学より,9名の先生方が参加しました。
 初日の開講式では,杉浦秀一留学生センター長より,このワークショップの趣旨説明や歓迎のメッセージがありました。センター教員及び参加者が自己紹介をする際には,各々の指導環境などについての簡単な話もあり,参加者はそれぞれ熱心に聞いていました。その後行われた交歓会でも,留学生センターの教員と参加者は,互いの経験や状況などの情報交換をしながら親交を深めました。
 2日目からのワークショップでは,留学生センターの3名の教員による,聴解,会話,発音などについての講義や,授業見学が行われました。参加者からは,「日本語教育を全く新しい観点で見られるような講義だった」「実践的である」などの感想を得ました。
 また期間中,講義や課外行事を通して,留学生センターの教員と参加者の間で活発な意見交換や情報交換が行われました。そして,学内ツアーや市内ツアーでは,参加者は本学や近隣の施設,札幌における留学生の住環境などについて熱心に見学し,自身の大学の学生へ留学サポートを安心して積極的に進めることができると感じたようです。すでに北大に留学している学生と会い,こちらでの実際の生活・学習環境についてヒアリングされた先生もいらっしゃいました。
 最終日の閉講式では,コーディネータの山下好孝留学生センター教授より総括があった後,個々に修了証書が手渡されました。各々が今回得たワークショップでの成果を自校に戻って活用したいと述べ,また,これからの互いの交流を約束し,ワークショップは好評のうちに終了しました。
 この催しは来年度以降も引き続き開催していく予定です。

会場前での集合写真 授業見学の様子
会場前での集合写真 授業見学の様子

(国際本部国際支援課)


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