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大学文書館で資料見学学習会を開催

 8月6日(月),大学文書館では,藤女子大学の図書館司書課程の集中講義「資料特論」の一環として,附属図書館大会議室において,資料見学学習会を行いました。当日は,講師の小川千代子氏(国際資料研究所代表・記録管理学会副会長),藤女子大学 下田尊久准教授(記録管理学会理事)の引率により,藤女子大学学生10名が参加しました。
 資料見学学習会では,まず,(1)公文書管理法と国立大学法人について,(2)大学文書館の業務内容と資料の収集・整理・保存・調査研究・利用について,館員がレクチャーを行いました。参加学生には,文書類(札幌農学校時代の文書,現在の大学公文書),沿革資料(旧工学部鉱山学科実習報文,農場の牛乳瓶),個人資料(卒業生の書簡,学生写真,学位記,半澤式納豆のラベル)などを実際に手にとって見てもらいました。
 その後,活用の一実例として,附属図書館との共催展示<1>「“エルムの森”の青春―北大生の群像 1876〜1949」(会場:附属図書館メディアコート),<2>「“台湾は天然の恩恵裕なる”―植民地台湾を駈けた北大卒業生たち 第T期統治」(会場:附属図書館正面玄関ロビー)の見学会を行いました。
 最後には,藤女子大学学生の皆さんから,大学の歴史を語る資料には様々な形態・種類があること,歴史的資料の重要性を実感したなどとの感想をいただきました。
 大学文書館では,今後もアーカイヴズ関連の仕事を目指し,また携わる方々に,歴史的資料の収集・整理・保存・利用の重要性を実際に見ていただけるような機会を提供してまいります。
学習会風景

学習会風景

見学会風景

見学会風景

(大学文書館)

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