附属図書館本館では,昨年度より,本学で実施した「全学インターンシップ」の学生を受入れています。今年度は8月27日(月)から9月4日(火)までの7日間,3名の学生を受入れました。
全学インターンシップは,高い職業意識の育成や実社会に触れることによる学習意欲の向上等を目的として,学生が自らの専攻や将来のためのキャリアに関連した就業体験を行うものですが,受け入れる附属図書館も一利用者でもある実習生から図書館サービスに対する提案を聞くという目的を持って,実習プログラムを作成しています。
初日はオリエンテーションの中で,実習生の志望動機や各自の課題と,本館が抱える利用者サービスの課題等について意見交換を行いました。その後,蔵書検索,図書や雑誌の収集・保存,電子ジャーナルの契約,機関リポジトリ(HUSCAP)登録,図書の目録,窓口業務,レファレンス業務,情報リテラシー業務等,主な図書館の業務を体験してもらいました。
最終日には成果発表としてプレゼンテーションを行い,それぞれの業務に対する感想や意見をまとめてもらいました。プレゼンテーションに続いて,実習生と図書館職員との意見交換会を行い,実習生からは「たくさんの業務を経験することで全体像を把握できた。後輩にもぜひ勧めたい」,「この実習を通して自分の研究に有益なサービスがたくさんあることを知った」,「コツコツと取り組む仕事が自分には向いていると感じた」,「図書館の仕事は意外と体力が必要だった」などの感想が寄せられました。また,実習生から,TwitterやFacebook等を利用した広報についての提案があり,双方にとって有意義な実習になりました。