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大学文書館で大学沿革に関する各種資料を収集

 10月22日(月),大学文書館は,山ア貞子氏からご尊父である彫刻家 田嶼 碩朗(たじま せきろう)の写真をご提供いただきました。札幌彫塑研究所(札幌市南7条西16丁目)の建物,製作工房における田嶼碩朗など7点の写真です。
 田嶼碩朗は,1926(大正15)年,北大創基50周年を記念したクラーク胸像を製作しました。ところが,中央ローンの一隅に設置されたこのクラーク胸像は,1943(昭和18)年に戦時の金属類徴収令により金属供出のため撤去,熔解されました。戦後,本学では,戦後の新しい出発のシンボルとしてクラーク胸像再建計画が持ち上がり,1948年,田嶼製作の石膏原型を基に別の彫刻家が胸像を復元し,現在に至っています。
 また,10月29日(月)には,原 彰彦名誉教授から『寮歌集』(北海道帝国大学恵迪寮,1930年5月発行)をご寄贈いただきました。『寮歌集』は原名誉教授のご尊母である原 道子氏の旧蔵品です。道子氏が北大生であった兄の碇山 昇氏(理学部化学科1938年卒業)から受け継いだものと思われます。また,道子氏のご祖父にあたる碇山 晋も札幌農学校の助教を務めていました。原名誉教授はご尊母が縁深い北大の寮歌を愛唱されていた思い出もお持ちだそうです。
 大学文書館では,本学関係者の写真類や『寮歌集』をはじめとした沿革刊行物など,これら大学沿革に関わる資料を収集しています。あわせてそれぞれの資料にまつわるエピソードも記録し,北海道大学の歴史記述を豊かにしていきたいと考えております。資料等の情報がありましたら,ぜひ大学文書館へご一報ください。
田嶼碩朗,札幌彫塑研究所製作工房にて(1930年代)

田嶼碩朗,札幌彫塑研究所製作工房にて(1930年代)

原 道子氏旧蔵『寮歌集』

原 道子氏旧蔵『寮歌集』

(大学文書館)

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