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低温科学研究所が網走市と相互協力協定を締結

協定書を取り交わす 水谷市長と古川所長

協定書を取り交わす 水谷市長と古川所長

網走市水産科学センター内に網走ステーションの看板を設置する水谷市長と江淵環オホーツク観測研究センター長

網走市水産科学センター内に網走ステーション
の看板を設置する水谷市長と江淵環オホーツク
観測研究センター長

 低温科学研究所では,3月22日(金)に網走市と相互協力協定を締結しました。
 網走市はオホーツク海に囲まれた自然豊かな地域であり,冬には流氷が接岸する魅力あふれる水産観光文化都市です。低温科学研究所では従前より附属環オホーツク観測研究センターが中心となり,網走市水産科学センターの協力のもと,網走川流域とオホーツク海における水・物質循環及び流域の総合理解に関する研究を推進してきました。今回の相互協力協定は,研究のみならず網走市と低温科学研究所にて培ってきた学術,文化,人材育成の分野において,より緊密で組織的な協力関係を構築することにより,相互に発展させることを目的として締結されたものです。また,協定締結により,網走市水産科学センター内に「北海道大学低温科学研究所附属環オホーツク観測研究センター網走ステーション」を設置し,環オホーツク地域の研究拠点としてスタートさせることができました。
 3月22日(金)に網走市で開催された調印式においては,古川義純所長から「流氷が到来する世界最南端であるオホーツク海は,地球環境の変化などが顕著に表れやすい。網走ステーションを有意義に活用し,研究等を発展させたい」と抱負を述べました。水谷洋一網走市長からは「相互協力協定を締結することにより,研究や学術交流,人材育成を推進し,網走地域の振興にも寄与していきたい」と発言がありました。
 また,調印式終了後には,古川所長,江淵直人環オホーツク観測研究センター長,白岩孝行准教授による記念講演会が開催され,60名を超える関係者や市民の方々も参加され,熱気あふれる講演会となりました。
 今回の協定締結に基づき,今後の教員・大学院生,技術者の派遣や受入,共同研究の実施等,積極的な交流が期待されます。
記念講演会にて講演する白岩准教授

記念講演会にて講演する白岩准教授

(低温科学研究所)

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