経済学研究科では,3月26日(火),経済学研究科棟会議室でワルシャワ経済大学=北海道大学ジョイントワークショップを催しました。「ポーランドの『流通革命』:『生協王国』北海道への教訓」を共通論題に,経営史学会北海道ワークショップとも共催しました。
ワルシャワ経済大学からドミニカ・ミロンスカ准教授(国際経営マーケティング研究所)を招聘し,ポーランドの「流通革命」を報告していただいた後,経済学研究科 高井哲彦准教授が日本の流通史を対比的に報告しました。1989年の社会主義政権崩壊後,外資系大型量販店がポーランドを席巻し,伝統的小売業の多くが崩壊したという経緯は,駅前シャッター街を知る北海道の研究者の学際的な関心を集めました。そこで経済学研究科の研究者・学生に,他大学・研究科の研究者も加わり,活発な意見交換が行われました。今回の学術交流は,社会主義時代に締結した協定を時機に合わせて見直す好機にもなりました。