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医学研究科・医学部で第23回教育ワークショップを開催

会場前での集合写真

会場前での集合写真

 医学研究科・医学部では,8月16日(金)17日(土)の2日間にわたって,第23回医学研究科・医学部教育ワークショップを,北広島市の札幌北広島クラッセホテルで開催しました。研究科長をはじめとする教員32名と医学系事務部の職員2名が,1泊2日の合宿研修に取り組みました。この教育ワークショップは,新任教員等を対象とする研修を目的とした企画ではなく,教育活動に関する現実の様々な課題について検討しています。今回のテーマは「大学院入学者を増やす方策」でした。
 初日の朝,大学でバスに乗り込んだ参加者は,車内で自己紹介とグループワークの練習(4グループに分かれて各グループの名前を考える)をしながら北広島に向いました。会場に到着すると休む間もなくオリエンテーションを行い,笠原正典研究科長から今回のテーマの重要性が強調され,参加者の目的意識は一気に高まりました。その後は昼食をはさんで夕方まで,2回のグループワークと全体討論を繰り返し,大学院進学のメリット・デメリットと,それを踏まえた勧誘や広報の工夫などの方策について熱心に検討しました。幅広い議論が繰り広げられ,ホームページによる発信の効果,医学における未解決の研究課題を早期から医学生に提示することの意義など,具体的で建設的な意見や提案が集約されました。
 夕食後の懇親会では,恒例となっているディベート方式による議論を,皆で楽しく体験しました。今年のテーマは「再試験の回数を1回に限定するべきである」でした。
 2日目には,前日の議論を整理した後に,大学院入学者の増加と密接に関係する問題として,医学英語の教育について,その現状と課題を紹介する西村正治教授による講演と全体討論を行いました。最後に吉岡充弘副研究科長からの講評と参加者への修了証の授与が行われ,閉会しました。
 このワークショップの成果が実際の教育の改善につながることを願うとともに,参加者や支援していただいた皆様に感謝いたします。

(医学研究科・医学部)

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