人材育成本部のS-cubicとHoP-Stationでは,11月18日(月)に学術交流会館にて「赤い糸会&緑の会」を開催しました。
本会は,企業と若手研究者(DC,PD)との直接情報交換会であり,企業には若手研究者の高い専門性や総合力を理解いただき,若手研究者には企業の研究開発活動や企業における博士の活躍状況等を知ってもらうことで,相互理解を深め,視野の複線化,活躍フィールドの拡大を図ることを目的としています。
今回で「赤い糸会&緑の会」は通算21回目の開催となり,若手研究者の参加も回を重ねるにつれ増加し,理学院,生命科学院,農学院,農学研究院,総合化学院,工学院,水産科学院,情報科学研究科,環境科学院,保健科学院,獣医学研究科,医学研究科等から36名(DC:33名,PD等:3名)の若手研究者が参加しました。また企業からも,医薬,化学,食品,金属,建設,繊維,機械,IT,通信,輸送用機器等の各種業界から15社(25名),さらには次回参加希望のオブザーブ企業やJST等からご参加いただきました。
本会では,冒頭の川端和重人材育成本部長による開会挨拶,樋口直樹教授による趣旨説明の後,参加企業の皆様から業界動向や博士の活躍状況等の紹介が行われ,その後,若手研究者の自己紹介ポスター発表,企業ブースを訪問しての個別情報交換等が活発に行われました。
さらに,この「赤い糸会&緑の会」を通じて企業に就職した若手研究者の先輩方も企業説明会に参加し,後輩達に対して熱い思いを語ってくれました。
開催後のアンケートでも,「企業の研究活動について認識を新たにした」「アカデミアと企業との研究活動の違いを認識できた」「様々な分野の情報交換ができ,新たな可能性を発見することができた」「後輩にもぜひ紹介したい」「時間が足りない」「優秀な若手研究者の方々と直接会話ができて大変有意義な機会でした」「ぜひ次回も参加したい」との声を数多くいただくことができました。
来年2月19日(水)に東京で開催予定の「赤い糸会&緑の会」にも,すでに10社余りのエントリーが確定しています。
終わりに,人材育成本部では上記の活動に加えて,企業研究所視察,Advanced-COSA,J-window,プレゼンテ―ション演習,キャリアパス多様化支援セミナー,キャリアマネジメントセミナー,企業での長期インターンシップ等を通して,これまで以上に若手研究者の実践力を高めることへ注力して参りますので,今後ともご理解とご協力をよろしくお願いします。
なお,興味のある方は人材育成本部のホームページを是非ご覧ください。
(http://www2.synfoster.hokudai.ac.jp)