工学研究院・工学部では,10月17日(木)に消防訓練を実施しました。
工学研究院は,情報科学研究科,量子集積エレクトロニクス研究センター及び国際本部と合同で自衛消防組織を構成しており,今回は自衛消防組織の動きを体験的に確認することを目的に約600名の教職員・学生が参加して実施しました。
当日は台風の影響もありましたが,幸運にも開始時刻には回復し,一通りの訓練を実施できました。訓練の流れとしては,午前11時30分に工学部A棟6階廊下から出火した想定で火災報知器発報を受け,出火場所の捜索・確認から避難対象者への周知,自衛消防組織への連絡,北消防署への訓練通報,避難誘導,初期消火,防護措置,怪我人の救護,重要物品の搬送という一連の訓練を実施しました。
訓練終了後,北消防署から「自衛消防隊は,自分の役割以外のことも考慮して訓練に臨んで欲しい」との講評がありました。安全衛生管理室長の小川英之教授からは「この訓練を機会に,日頃から災害時の対応を考えてください」との話がありました。
その後に消火器の操作訓練を行いました。参加した学生からは,「研究室には薬品があるため,消火器を使用することとなった場合には,この訓練の成果を活かしたい」との感想がありました。