大学文書館では,11月7日(木)に岡部柾雄旧蔵資料20点を,医学部同窓会のご紹介により,ご息女の岡部幸子氏より受贈しました。
岡部柾雄(1902-1973年)は,1923(大正12)年北海道帝国大学予科医類を修了後,医学部に進学しました。1927(昭和2)年医学部第2期生として卒業後は,副手や専攻生として研究を続け,1938年医学博士号を取得しました。その後,樺太で炭礦附属病院長を務め,1941年には「岡部医院」を開業し,豊原市・古河市において内科・小児科診療に尽力されました。
このたび受贈した資料は,(1)写真帖2冊,(2)印画紙の写真16点,(3)医学部沿革刊行物1冊などです。(1)は,予科講師土佐林義雄が撮りまとめたコロタイプ写真帖「北海道帝国大学写真」(1937年頒布版)と,医学部第2期生の重厚な卒業記念写真帖です。(2)には,肖像写真のほか,予科・医学部時代の写真があります。
大学文書館では,受贈資料を大切に保存すると共に,デジタル化を進めて写真画像を利用に供し,展示・資料見学会などで活用していきます。