12月5日(木)・6日(金)の2日間にわたり,工学研究院を会場に,本学技術職員で組織された北海道大学技術研究会2013実行委員会が主催し,技術支援本部が共催する「北海道大学技術研究会2013」を開催しました。
本研究会は,平成25年4月から導入された,技術支援本部の系統別グループによる専門分野別の活動を促進すると共に,平成26年9月4日(木)・5日(金)に予定されている,全国規模の「北海道大学総合技術研究会」の成功を目指し,部局横断的に参加者の技術交流と技術向上を図ることを目的として,今年度初めて開催されました。
初日は,技術支援本部長の上田一郎理事・副学長の挨拶に引き続き,特別講演として,工学研究院工学系技術センター長 名和豊治教授による「研究開発におけるセレンディピティ」,次いで東北大学総合技術部副本部長 柴崎義信氏による「東北大学総合技術部の取り組みについて」の講演が行われ,大勢の来場者が熱心に聞き入っていました。講演の後,他大学からの希望者も含めた30名がポスター発表を行い,それぞれの職場の概要や自らの業務内容を紹介しました。また,2日目には,他大学からの希望者も含めた26名が,各系統別グループ毎に口頭発表を行い,活発な意見交換が行われ,盛況のうちに終了しました。
本研究会には,本学関係者149名のほか,他大学,工業高等専門学校から33名の参加があり,総勢182名が参加しました。本学において,これだけの人数が集う技術研究会は今回が初めての試みであるにもかかわらず,参加者は,部局・大学等を越えた情報共有,情報提供の場として積極的にこの研究会を活用しており,本研究会の目的は十分に達成されました。また,今回の研究会で得た経験は,来年度開催予定の「総合技術研究会」に活かされるものと期待しています。