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平成25年度北海道大学・帯広畜産大学共同
獣医学課程共同FDの開催

全体ディスカッションの様子

全体ディスカッションの様子

 3月7日(金)・8日(土)に栗山町ホテルパラダイスヒルズを会場として,平成25年度北海道大学・帯広畜産大学共同獣医学課程共同FDならびに共同獣医学課程協議会を開催しました。当初の予定を大幅に超え,本学獣医学部教職員50名,帯広畜産大学教職員31名の総勢81名が参加することとなり,部屋が足りずに一部教員は宴会場に布団を敷いての宿泊となるほどでした。全体ディスカッションでは,今年度相互提供科目を担当した先生方の体験談を通して,円滑な教員移動のヒント,共同課程の問題点ならびに次年度に改善すべき点などを議論しました。また,成績評価の基準や追加認定試験の考え方について熱い議論を交わし,さらには次年度から導入される遠隔授業システムの概要,学生配属ならびに共用試験の準備に係る進捗状況が報告されました。懇親会ではジェスチャーゲームで例年以上の盛り上がりをみせ,両大学の教職員同士がさらに打ち解ける絶好の機会となりました。
 翌日は「欧米認証に係る認識と進捗,そしてゴール」と題し,帯広畜産大学古林与志安教授が講演し,次年度に迫った事前サイトビジットまでのタイムスケジュールを認識しました。その後,個別ディスカッションとして各学科目教員に分かれ,次年度以降の授業内容の確認とすり合せを行いました。ここでは,新たな実習科目の実施についての具体的アドバイス,欧米認証基準に合致する動物種の追加,札幌と帯広の地域格差に伴う実習の困難さを補う方法,成績評価の詳細比較など,多数の議論と合意がなされました。
 午前10時半より開始された共同獣医学課程協議会では,平成26年度カリキュラム,相互提供科目試験日,進級学生の決定などが決議されました。また,実行教育課程表の一部見直し案,進級要件の確認ならびに共用試験の予定などが報告されました。
 今年度の共同FDは,予算計上が困難であったため開催しない予定でありました。しかし,次年度は両大学間の相互提供科目が大幅に増えること,また欧米認証に係る工程を理解したいという理由で多くの教員から開催要望があり,年明けからの計画で急遽の開催となりました。FDは教員の義務であります。ぜひとも全学の年間行事として定着させられるよう,大学全体での支援体制ができることを期待します。

(獣医学研究科・獣医学部)

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