部局ニュース

附属図書館で平成25年度研修出張報告会を開催

 附属図書館では,3月13日(木),本学図書系職員等を対象として「国内研修出張報告会」を附属図書館大会議室で開催し,30名が参加しました。
 この報告会は,図書業務関係の研修等に参加した職員が全学の図書系職員に対し研修内容を発表し,情報の共有を図るための取組みで,今年度は12月19日に開催された1回目に続き,2回目の開催となります。当日は,学外で開催された研究会・講演会等に参加した4人の職員が報告を行いました。
 初めに,立命館グローバル・イノベーション研究機構主催の研究会「大学図書館における障害学生支援」に参加した小林泰名利用支援課係長(相互利用担当)から報告がありました。障害者差別解消法の成立の影響と著作権法37条ガイドラインに関する情報共有を目的に開催されたもので,小林係長からは主に「立命館大学図書館における障害学生支援」について,詳細な報告がありました。
 次に,京都大学図書館機構主催の講演会「大学のグローバル化における図書館の役割−留学生サービスから考える」に参加した笠井美由紀利用支援課事務職員から,京都大学と東北大学の事例紹介があり,「図書館の情報を幅広く英語で発信する」ことの重要性が指摘されました。
 国立大学図書館協会・教育学習支援検討特別委員会事例報告会「伝統的な図書館を超える図書館活動−学修支援の実際−」に報告者として参加した鈴木宏子利用支援課長からは,イリノイ大学図書館長による基調講演を踏まえ,図書館の新しい役割・価値を創造するために必要なアクションは「企画,提案,連携,協働」であるという提言がありました。
 最後に,慶應義塾大学メディアセンター主催の国際フォーラム「大学図書館における冊子体コレクションの将来〜日本版Shared Printの可能性」に参加した金子 敏利用支援課係長(医・図書担当)からは「Shared Print(シェアード・プリント)」(紙資料の共同保存・管理)について日米の最新動向の紹介がありました。
 いずれも大学と大学図書館をめぐる喫緊の重要課題であり,参加者からは熱心な質問が相次ぎ,それぞれの立場からサービスの改善と充実を考える有意義な機会となりました。
質疑応答の様子

質疑応答の様子

出番を待つ発表者

出番を待つ発表者

報告会の様子

報告会の様子

(附属図書館)

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