触媒化学研究センターは,4月26日(土)にアメリカ合衆国パーデュー大学サイエンス学部(College of Science, Purdue University)と友好学術交流協定を締結しました。
パーデュー大学は,1869年アメリカ合衆国インディアナ州ウェストラファイエットで創立された公立の総合大学で,科学の分野で長年にわたり世界的に高い評価を受けています。特に宇宙飛行士養成では世界的に有名な大学で,月で人類初の足跡を残したアームストロング船長がこのパーデュー大学の出身であることはよく知られています。2010年にノーベル化学賞を受賞した鈴木 章名誉教授と根岸英一教授は,ともに過去にパーデュー大学で博士研究員として,有機ホウ素化学研究の権威であるノーベル化学賞受賞者のH.C.ブラウン教授に師事しています。本センターの高橋 保教授もパーデュー大学の根岸研究室に留学していました。
また,本センターが主催する情報発信型シンポジウムには,根岸教授に継続して参加していただいています。その縁もあって今回友好学術交流協定を締結しました。
本センターは世界的な触媒・表面科学の研究の拠点として,持続可能な社会の実現に向けて国際的触媒化学研究ネットワークの構築を推進しています。これまでも協定締結先とは活発な人的交流,共同研究を行ってきましたが,今回の友好学術交流協定のもとに,さらなる交流が促進されるものと大いに期待されます。