平成26年度スーパーグローバル大学等事業「スーパーグローバル大学創成支援」タイプAに,本学が提案した構想「Hokkaido ユニバーサルキャンパス・イニシアチブ〜世界に開かれ世界と協働〜」が採択されました。
9月26日(金)には,記者会見を実施し,報道機関8社による取材がありました。構想責任者である山口佳三総長より,次のとおり概要の説明を行いました。
本構想は,今年3月に発表した「北海道大学近未来戦略150」を基盤にしています。同戦略は,平成38年に本学が創基150周年を迎えるにあたり,「世界の課題解決に貢献する北海道大学へ」というビジョンを掲げて取り組む中期的な大学改革戦略です。この達成に向けての取り組みを加速すべく,本構想では「ユニバーサル・キャンパス」というコンセプトを打ち立てました。これは,課題解決に向けて協働する世界のあらゆる場所を北海道大学のキャンパスにし,本学を「世界に開かれ,世界と協働する大学へ」と徹底的に変革することです。本構想は,多くの施策と事業で構成される複合的で全学的な改革の取り組みであり,50項目以上の目標値を掲げています。
本構想では,世界大学ランキング100位以内に入ることを目標の一つとして掲げています。それに向け,最初の5年間は,北海道大学の国際的知名度を向上させると同時に,国際共同研究を増やすことで,評判スコアと国際共著論文数を増加させます。後半の5年間は,前半で芽を出した国際共同研究を,新たな強み領域へと成長させ,また先行する5年間の効果と合わせて,被引用数を格段に向上させます。こうした取り組みの相乗効果により,10年後にはTimes Higher Education 大学ランキング100位以内の達成を目指します。
本構想を通じ,教育研究の国際通用性を飛躍的に向上させ,国際競争力を着実に強化することによって,「世界の課題解決に貢献する北海道大学」を実現します。
◆採択された各校の構想調書ダウンロードページ(独立行政法人日本学術振興会)
http://www.jsps.go.jp/j-sgu/kekka.html