9月4日(木),日立マクセル株式会社(東京都千代田区)において,COI-Tプログラム「『食と健康の達人』拠点」参画機関会議を開催しました。
本プログラムは,個人・家庭を中心に据えた食・健康・医療の情報統合による社会変革を目指すため,筑波大学と協働し,実証フィールドの形成に向けた自治体との調整企業と一丸となったニーズ探索等,拠点形成に向けた検討を行うことを目的としています。
今回の会議では,筑波大学,参画企業20社,参画機関2社,医薬・食品・住宅・報道等の各業界から検討企業7社にご参加いただき,@10年後の社会イメージ,A10年後の大学へ期待すること,BCOIの取組についての大学に対する意見を題材に,デザイン思考の1つのステップとして,ポストイットと模造紙を用いたプロトタイピングによるグループ討論を行いました。様々な意見が続出し活発な議論が行われ,新しいアイデア創出への一里塚を体験する機会となりました。
その他,吉野正則プロジェクトリーダー(産学連携本部客員教授,株式会社日立製作所 中央研究所 シニアプロジェクトマネージャー)より「今後の方向性」についての説明,また,筑波大学の大藏倫博准教授より「運動と健康プロジェクト」の紹介,参画企業の皆様より各テーマの進捗状況の説明が行われました。引き続き,産学連携本部の鷲見芳彦産業イノベーション部長より,来春北キャンパスで竣工予定の「フード&メディカルイノベーション国際拠点(FMI)」についての紹介が行われました。
本プログラムでは,今後も定期的に会議を開催し,産学官の関係者が相互に意見交換・情報共有できる場を設ける予定です。終わりに,本会議開催にあたり,ご配慮・ご協力いただきました皆様に改めてお礼申し上げます。
◆連絡先:産学連携本部
Tel:011-706-9561 Fax:011-706-9550 E-mail:jigyo%mcip.hokudai.ac.jp(%は@に置き換え)