9月4日(木)・5日(金)の2日間にわたり,高等教育推進機構を会場に,全国的技術研究会である「北海道大学総合技術研究会」を開催しました。
本研究会は,全国の大学,高等専門学校及び大学共同利用機関の技術職員が集い,日常業務で携わっている広範囲な技術的教育研究支援活動について発表する研究会で,2年に一度,全国の国立大学が持ち回りで開催しており,今年度初めて本学において開催されました。
初日は,本学の三上 隆理事・副学長の挨拶に引き続き,特別講演として,
ノーベル化学賞を受賞した,鈴木 章名誉教授による「人類の進歩に役立つ科学の例−有機ホウ素化合物を利用する有機合成−」の講演が行われ,立ち見が出るほどの来場者が熱心に聞き入っていました。講演の後,メイン会場を第1体育館に移し,他大学からの希望者も含めた227名が各技術分野ごとにポスターセッションを行いました。また,2日目には,高等教育推進機構の15の会場に分かれ,178名がそれぞれの専門とする技術の口頭発表を行い,活発な意見交換や多様な分野による技術交流が行われました。
本研究会には,本学関係者160名のほか,全国の大学,大学共同利用機関,高等専門学校,民間企業から約620名,総勢約780名が参加しました。本学において,これだけの人数が集う技術研究会は今回が初めての試みであるにも関わらず,盛況の中,無事2日間の日程を終了し,参加者は,所属を超えた情報共有,情報提供の場として積極的にこの研究会を活用していました。